マリオネットラインのヒアルロン酸注入でたるみ改善!TFT治療による自然な若返り

鏡を見ると口元の両端から顎にかけて刻まれた深いシワ…。それはマリオネットラインかもしれません。40代になると多くの女性がこの口元のたるみに悩み始めます。マリオネットラインが深くなると、口角が下がって疲れたような、老けた印象を与えてしまいます。今回は、そのマリオネットラインをヒアルロン酸注入で改善する方法について詳しく解説します。当院では部分的な施術(パーツ治療)だけでなく、TFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)の視点からお顔全体のバランスを整えるアプローチを採用しています。その違いやメリット、施術の流れ、気になる疑問点までわかりやすくご紹介し、ヒアルロン酸注射による自然な若返りを叶えるポイントをお伝えします。記事の最後には当院でのカウンセリング予約やLINE登録のご案内もございますので、ぜひ最後までお読みください。
マリオネットラインとは?
マリオネットラインとは、口角(口の両端)から顎に向かって伸びる縦じわのことです 。人形劇で使われる操り人形(マリオネット)の口元に似ていることからこう呼ばれます。このラインが深くなると口角が下がり、顔の表情が悲しげに見えたり実年齢以上に老けた印象を与えてしまいます。いわゆる「ブルドッグ顔」とも表現されるように、マリオネットラインは顔の見た目の印象に大きく影響を及ぼす重要なポイントです。
では、なぜマリオネットラインができるのでしょうか?
主な原因は加齢による皮膚の弾力低下や皮下脂肪の減少です。年齢を重ねるにつれて肌内部のコラーゲンやエラスチンが減少し、皮膚がたるみやすくなります。その結果、頬の脂肪や肌が下方向に落ち込み、口元にシワ・溝が形成されるのです。また、加齢以外にも日常の表情の癖(例えばへの字口)、遺伝的要素、乾燥や紫外線などの生活習慣・環境要因がマリオネットラインの発生・進行に影響すると考えられています。
このように、一度刻まれてしまったマリオネットラインはセルフケアだけで消すことは難しく、メイクで隠すのも限界があります。そこで美容医療によるアプローチが検討されます。中でもヒアルロン酸注入は、メスを使わずにマリオネットラインの改善が期待できる治療法として人気です。次のセクションでは、ヒアルロン酸注射で本当にマリオネットラインが改善できるのか、その効果と特徴を見ていきましょう。
マリオネットラインはヒアルロン酸注入で改善できる?
結論から言えば、マリオネットラインのヒアルロン酸注射は口元のたるみやシワを目立たなくし、若々しい印象を取り戻すのに効果的な方法です。
ヒアルロン酸はもともと人体の皮膚や関節にも存在する保湿成分であり、それを人工的にゲル状にしたものが使用されます。マリオネットラインのくぼんだ部分や支えが失われた部分にヒアルロン酸を注入すると、内側から肌を持ち上げてシワを埋め、ハリと潤いを与えることができます。その結果、口元のシワ・溝が浅くなり、口角も上がったように見えるため、表情が明るく若々しく改善します。
ヒアルロン酸注入によるメリットをまとめると次のとおりです。
- 即効性がある: メスを使う手術と違い、施術直後から効果を実感できます。注射によって失われたボリュームが即座に補填されるため、その場でシワが浅くなり口元の印象が改善します。忙しくダウンタイムを取れない方にも適した治療です。
- 自然な仕上がり: ヒアルロン酸は人体にも存在する成分なので肌になじみやすく、適切な量と方法で注入すれば不自然な膨らみなく自然な見た目が得られます。表情の動きに応じて柔軟に馴染むため、「いかにも入れた」感じになりにくいのも特長です。
- 低侵襲で安全性が高い: 針による注射なので皮膚をメスで切開する必要がありません。約60分程度で施術が完了し、体への負担が少ない方法です。また、ヒアルロン酸自体はもともと体内にある物質のためアレルギー反応も起こりにくい安全な素材です。後述するように万一気に入らない場合やトラブル時には溶解剤でヒアルロン酸を溶かして元に戻すことも可能です。
- 手軽でダウンタイムが短い: 注射後の腫れや赤みが出てもごく軽度で、メイクで隠せる程度です。個人差はありますが、通常は当日中に帰宅できて日常生活にすぐ復帰できます。腫れぼったさが数日間残る場合もありますが、時間の経過とともに落ち着きます(ダウンタイムの詳細は後述)。
以上のような理由から、ヒアルロン酸注入によるマリオネットライン治療は以下のような方に適しています。
- 口元のシワ・たるみ(マリオネットライン)が気になる方: 笑っていないのにへの字に見える口元を改善したい方。
- 年齢による顔の変化を感じ始めた方: フェイスラインのもたつきやほうれい線など、口元以外の加齢サインも気になってきた方。
- メスを使う手術には抵抗がある方: 切開リフトなど外科手術ではなく、できるだけ負担の少ない方法で若返りたい方。
- 短時間で効果を実感したい方: 仕事や家庭で忙しく、長い休暇を取れないが見た目の改善をしたい方。
ヒアルロン酸注射はこのように手軽さと効果実感の速さから40代以降のエイジングケア治療として人気を集めています。ただし、一言でヒアルロン酸注入といっても「どこにどのように注入するか」で仕上がりは大きく左右されます。実は、マリオネットラインのようなたるみ由来のシワの場合、注入する部位は必ずしもシワの真下とは限らないことをご存知でしょうか? 次のセクションでは、「パーツ治療」と「TFT治療」という2つのアプローチの違いを説明し、より自然で満足度の高い仕上がりを得るためのポイントを考えてみましょう。
パーツ治療とTFT治療の違い
マリオネットラインに限らず、美容医療では施術範囲によって大きく2つのアプローチに分けられます。それがパーツ治療(部分的な治療)とTFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)です。この違いを理解することで、なぜ当院がTFT治療にこだわるのかが見えてきます。
パーツ治療とは
パーツ治療とは、悩みのある特定の部位(パーツ)のみをピンポイントで治療する方法です。例えば「口元のマリオネットラインだけを何とかしたい」という場合に、その部分に限定してヒアルロン酸を注入するようなケースが該当します。一見すると的を絞った効率的な方法であり、施術時間や費用を抑えやすいメリットがあります (ヒアルロン酸の顎注入で目指す理想のフェイスライン:自然な若返りを引き出すTFT治療の活用)。実際、ヒアルロン酸注射は1部位あたり数cc程度で済むことが多く、悩みの箇所だけ注入すればそれなりの改善は見込めるでしょう。
しかし一方で、パーツ治療には注意すべきデメリットもあります。部分だけ整えても周囲とのバランスが取れないと不自然に見えるリスクがあるのです (ヒアルロン酸の顎注入で目指す理想のフェイスライン:自然な若返りを引き出すTFT治療の活用)。人間の顔は各パーツが連動して立体構造を作っています。ある部分(例えば口元)だけに注目して治療をすると、そこだけ浮いて見えたり、別のエリア(例えば頬やフェイスライン)のたるみがかえって目立ってしまったりすることがあります (ヒアルロン酸の顎注入で目指す理想のフェイスライン:自然な若返りを引き出すTFT治療の活用)。マリオネットラインだけをヒアルロン酸で埋めても、頬のこけや顎のたるみがそのままだと、全体として見たときに老けた印象が大きく改善されないケースも多いのです。
さらに、部分的な施術では「ヒアルロン酸の入れすぎ」による不自然さにも注意が必要です。限られたパーツだけで若返り効果を出そうとすると、どうしてもその部分にヒアルロン酸をたくさん注入しがちです。しかしヒアルロン酸を入れすぎると、患部がふくらみ過ぎて不自然な輪郭になったり、いわゆる「ヒアル顔」(不自然に膨らんだ顔つき)になってしまう恐れがあります。実際に顎先を尖らせようとして入れすぎて不自然な輪郭になった例などが報告されており、注入治療とはいえデザインの失敗は起こりえます (ヒアルロン酸の顎注入で目指す理想のフェイスライン:自然な若返りを引き出すTFT治療の活用)。こうした失敗を防ぐには、やはり顔全体のバランスを考慮した計画が重要になります。
TFT治療とは
そこで近年注目されているのがTFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)という考え方です。TFT治療とは、顔を部分ごとではなく顔全体を一つのキャンバスと見立てて総合的に整える治療法を指します。骨格・筋肉・脂肪・皮膚といった顔の土台から表面までを詳細に分析し、全体の調和と自然な若返りを目的として施術プランを組み立てるのが特徴です。
例えば「口元のマリオネットラインを消したい」というご要望に対して、TFT治療ではまずそのシワがなぜできているのか原因を考えます。頬のボリュームロスが原因であれば頬やこめかみへのヒアルロン酸注入でリフトアップを図るかもしれませんし、口角を下げる筋肉(口角下制筋)の働きが強い場合はボトックスを併用して口角を引き上げるかもしれません。顎のたるみ(いわゆるブルドッグライン)が強ければフェイスラインにもアプローチするなど、必要に応じて複数の部位を視野に入れて治療を組み合わせるのがTFT治療です。このように顔全体のつながりを理解し、部分的なお悩みを解決しながらも全体のバランスを整えることで、仕上がりが自然で“不自然なヒアル顔”を回避しやすくなります。
TFT治療は一人ひとりの顔立ちや老化の程度に合わせたオーダーメイド治療とも言えます。年齢を重ねたお顔のお悩みは一箇所だけでなく複合的であることが多いため、TFTの視点で顔全体を診ることで見落としなくアプローチできます。その結果、必要最小限の施術量で最大限の効果を引き出し、-5歳から-10歳程度の自然な若返りを目指すことも可能になります。
以上のように、パーツ治療とTFT治療ではアプローチの範囲も発想も大きく異なります。「とにかく部分的に安く手早く試したい」という場合はパーツ治療でも構いませんが、仕上がりの美しさ・自然さや持続性を重視する方にはTFT治療によるトータルなケアがおすすめです。当院でもカウンセリングの際にはお悩みの箇所だけでなくお顔全体の状態を診て、患者様それぞれに最適な治療プランをご提案するよう心がけています。次のセクションでは、TFT治療を取り入れることによる具体的なメリットと、ナチュラルな仕上がりになる理由をさらに深掘りして解説します。
TFT治療のメリットと自然な仕上がり
前章で述べたとおり、TFT治療の最大のメリットは仕上がりの自然さと総合的な若返り効果にあります。ここではTFT治療ならではの利点をいくつか挙げてみましょう。
- 顔全体の調和が取れる:TFT治療では顔をパーツごとではなくトータルでデザインします。そのため施術後の顔全体のバランスが良く、「どこか一部だけ不自然…」という違和感が生じにくくなります。例えばマリオネットライン治療の場合でも、必要に応じて頬や顎、口角周辺にも少量ずつヒアルロン酸を配分するため、局所的に膨らみ過ぎず周囲と調和した仕上がりになります。周囲の人にも「なんだか若々しくなったけど、何をしたのか分からない」と言われるような自然な変化を得やすいのが利点です。
- 最小限の施術で最大の効果::顔全体を見渡して「ここに少し足せば全体が持ち上がる」というポイントを的確に捉えることで、無駄のない施術が可能になります。例えばマリオネットラインだけでなく頬のボリュームを少し補うことで口元全体のたるみが改善するケースでは、両方にバランスよく少量ずつ注入するだけで大きな若返り効果が得られます。一箇所に大量注入するよりも少量を複数ポイントに分散したほうが自然で効果的なことが多く、結果的にヒアルロン酸の使用量を抑えられることもあります。
- 包括的な若返り(アンチエイジング)効果: 部分治療ではその部分の変化しか得られませんが、TFT治療では気になる箇所以外のエリアも同時に若返らせるため見た目年齢を一気に引き下げることが可能です。「シワが浅くなっただけ」ではなく、「顔全体がリフトアップしてフェイスラインがすっきりした」「肌にハリが出て明るい表情になった」など、周囲から見て明らかな若返り効果が期待できます。まさに見た目マイナス5〜10歳も夢ではありません (ヒアルロン酸の顎注入で目指す理想のフェイスライン:自然な若返りを引き出すTFT治療の活用)。しかも自然な範囲での変化なので、ご本人も鏡を見るたび前向きな気持ちになれるでしょう。
- 加齢の原因にアプローチできる: TFT治療は「結果(シワ)」だけでなく「原因(たるみやボリュームロス)」にアプローチする治療です。そのため、単にシワを埋めるだけの施術と比べて効果の持続期間が長くなる傾向があります。また加齢のプロセス自体を遅らせる効果も期待でき、今後新たなシワができにくくなるような予防的側面もあります。言い換えれば、将来のエイジングサインを見据えた先行投資的なケアとも言えるでしょう。
以上のように、TFT治療には多くのメリットがあります。一方で、TFT治療は顔全体の診断力や高度な注入技術を要するため、施術者の経験とセンスが非常に重要です。ただ単にヒアルロン酸を注入するだけでなく、美的センスと解剖学的知識を持ち合わせた医師でなければ、バランスの良い仕上がりにすることは難しいでしょう。当院ではこのTFT治療を専門に研鑽を積んだドクターが施術を担当いたします。次章では、当院におけるヒアルロン酸注入治療の特徴と強みについて詳しくご紹介します。
当院のヒアルロン酸注入の特徴(TFT治療専門医・研修実績)
代官山・渋谷エリアにある当院(ラベール代官山TFTクリニック)は、ヒアルロン酸やボトックスなど注入治療を専門とするクリニックです。中でもTFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)をコンセプトに掲げ、患者様一人ひとりのお顔全体を捉えた若返り治療を提供しています。このセクションでは、当院のヒアルロン酸注入における特徴と強みを解説します。
TFT治療のスペシャリストが施術を担当
当院にはTFT治療の専門的なトレーニングを積んだ医師が在籍しています。 当院のドクターは名古屋のクリニック「ラベールミラクリニック」で研修を重ね、最新のヒアルロン酸注入技術とTFT治療のデザイン理論を修得したスペシャリストです。ヒアルロン酸注入によるマリオネットライン治療はもちろんのこと、顔全体のバランスを考慮したトータルな施術計画を立案できるのが強みです。
施術前のカウンセリングでは医師がじっくりとお話を伺い、顔全体を診察します。骨格や筋肉・脂肪の付き方、加齢変化の出方などを細かくチェックし、患者様それぞれの顔の特徴やライフスタイルに合わせて施術プランをカスタマイズいたします。気になるマリオネットラインだけを見るのではなく、「なぜそこがたるんで見えるのか?」を突き止め、必要なポイントすべてにアプローチする方針をご提案します。「顔の雰囲気は大きく変えたくないけれど、少しでも若々しくしたい」「周りにバレない自然な範囲で改善したい」といったご希望に対して、部分ではなくTFT治療の視点でお顔全体を分析し自然な若返りを目指すプランを組み立てることが可能です。
安全性と技術力へのこだわり
ヒアルロン酸注入は手軽な治療とはいえ、やはり顔に針を刺し薬剤を注入する医療行為です。当院では安全性を最優先に考えた施術を徹底しています。具体的には、解剖学に精通した医師が重要な血管や神経の走行を把握した上で注入箇所・深度を決定し、必要に応じて鈍針カニューレ(先の丸い特殊な針)を用いて施術を行います。カニューレを使うことで血管損傷のリスクや内出血を大幅に減らすことができ、安全かつダウンタイムの少ない注入が可能です。また、万が一血管内への誤注入などのリスクが生じた場合に備え、ヒアルロニダーゼ(ヒアルロン酸溶解酵素)を常備し迅速に対応できる体制を整えています。これまで当院では重大な合併症例は一件も発生しておりませんが、緊急時の体制も万全です。
使用するヒアルロン酸製剤にもこだわっています。厚生労働省の承認を得た高品質なヒアルロン酸製剤(ジュビダームやボリフトXCなど)を中心に使用し、製剤ごとに適した部位・層に注入することで持続性と仕上がりの良さを両立させています。製剤選びから注入方法まで細部にこだわることで、患者様に安心かつ満足いただける治療結果を提供できるよう努めています。
このように当院では、高度なデザイン力と安全性への配慮を兼ね備えたヒアルロン酸注入治療を行っています。次に、実際の施術の流れや料金、ダウンタイムについて具体的にご説明いたします。
施術の流れ・料金・ダウンタイム
ここでは、当院におけるマリオネットラインへのヒアルロン酸注入治療の具体的な流れと、費用、施術後の経過(ダウンタイム)について説明します。
施術の流れ
- カウンセリング・診察: まずは医師によるカウンセリングを行います。現在のお悩みや理想の状態を詳しくお聞きし、お顔全体の状態を診察します。マリオネットラインの深さや頬・顎のボリューム、肌質などを確認し、適切な治療プラン(ヒアルロン酸の注入ポイントや必要量、場合によっては他治療併用など)を提案いたします。施術内容や効果・リスク、料金について十分に説明し、ご納得いただいた上で治療に進みます。
- デザイン・マーキング: 鏡で患者様と仕上がりイメージを共有しながら、注入部位をデザインします。必要に応じて顔にマーキングを行い、左右差が出ないよう細心の注意を払います。
- 麻酔: ヒアルロン酸製剤には麻酔成分(リドカイン)があらかじめ配合されています。口元への注射ですが、通常は麻酔なしで十分対応可能です。
- ヒアルロン酸注入: 先ほど決めたデザインに沿って、極細針または鈍針カニューレを用いて慎重に注入します。マリオネットラインそのものに沿って注入する場合もあれば、効果を高めるために口角や顎のライン、頬の下部など複数箇所に分けて注入することもあります。注入量は少しずつ調整し、適宜鏡で確認しながら進めます。施術自体は約60分程度で終了します(注入箇所の数や範囲によります)。
- 仕上がり確認・アフターケア説明: 注入が完了したら鏡で仕上がりを確認していただきます。気になる点があれば微調整を行います。最後に術後の注意事項やケアについて説明を受けて終了です。当日から洗顔やシャワーは可能ですが、強く擦らないようご注意ください。メイクも当日からOKですが、針穴がある箇所は清潔な新品のコスメを使うようにしてください。
施術後は特に安静の必要はなく、そのままお帰りいただけます。多くの方は施術当日から普段通りの生活を送られています。ただし後述の注意点は守っていただくようお願いしています。
料金
当院でのヒアルロン酸注入治療の料金は1本(1cc)あたり¥110,000(税込)です。使用する製剤や注入量により費用は変動しますが、目安としてマリオネットライン両側の治療では1〜2cc程度のヒアルロン酸を使用することが多くなっています。カウンセリング時に必要な注入量とそれに基づく正確な費用をご案内いたしますので、ご安心ください。
※当院ではカウンセリングは無料で行っております。施術を受けるか迷っている段階でも、お気軽にカウンセリングにお越しいただきご相談いただければと思います。
ダウンタイム・術後の経過
ヒアルロン酸注入後のダウンタイム(回復期間)はほとんどありません。個人差はありますが、主な症状と経過の目安は以下のとおりです。
- 腫れ・むくみ: 注射直後は注入部位周辺がわずかに膨らんだ感じがありますが、軽度なものです。当日〜翌日にかけて少しむくみが出る場合もありますが、強い腫れになることは稀です。だいたい2〜3日程度で腫れは引いていき、一週間もすれば安定した状態になります。
- 内出血(あざ): 針が毛細血管に当たると青あざが出ることがあります。内出血しても直径数ミリ〜1cm程度の小さなものがほとんどで、コンシーラーで隠せる範囲です。色は濃い青紫→緑→黄色と変化しながら1〜2週間程度で消失します。大切なイベント等を控えている場合は日程に余裕を持って施術を受けることをおすすめします。
- 痛み・違和感: 施術後、針を刺した部位に軽い痛みや圧痛を感じる場合があります。これは針による刺激やヒアルロン酸が組織に馴染む過程で起こるもので、通常数日中に治まります。市販の鎮痛剤(痛み止め)で対応可能です。また、注入したヒアルロン酸が硬くしこりのように触れることがありますが、こちらも徐々に柔らかく馴染んでいきます。マッサージは基本的に不要ですが、気になる場合は次回来院時にご相談ください。
〈施術後の注意点〉
施術当日は血行が良くなる行為(激しい運動、長風呂、サウナ、飲酒など)は控えてください。これらは腫れや内出血を助長する可能性があります。翌日からは軽い運動や入浴は問題ありませんが、あざが残っている間は湯船で長時間温まるのは避けたほうが無難です。また、注入部位を強く押したりマッサージしたりしないでください。ヒアルロン酸が定着するまで数日〜1週間ほどは優しく扱いましょう。睡眠時もうつ伏せは避け、できるだけ仰向けで寝るようにすると安心です。メイクやスキンケアは当日から可能ですが、針穴が開いている箇所には清潔な手で触れ、感染予防のため古いパフやブラシの使用は避けてください。
以上の点に気をつけていただければ、日常生活に支障なく過ごせます。不安な症状や気になることがあれば、遠慮なく当院までご連絡ください。適切に対処いたします。
それでは最後に、マリオネットラインのヒアルロン酸注入に関して患者様から寄せられるよくある質問とその回答をQ&A形式でまとめます。
よくある質問(FAQ)
ここでは、マリオネットラインのヒアルロン酸治療について患者様からよくいただく質問にお答えします。
Q1. 効果の持続期間はどのくらいですか?
A. ヒアルロン酸注入による効果の持続期間は、使用する製剤の種類や注入部位、個人の代謝速度によって異なります。一般的には約6ヶ月〜1年程度は効果が続くことが多いです。ただし最近の高品質なヒアルロン酸製剤では1年〜1年半以上持続するケースもあります。例えば、比較的動きが少ない頬や顎にしっかりめの製剤を深く注入した場合は1年以上効果が持続しやすく、逆に口元のように表情でよく動く部位に柔らかい製剤を入れた場合は代謝が早くなりやすいため6ヶ月〜10ヶ月程度で徐々に効果が薄れていきます ([How long do dermal fillers last? | American Society of Plastic Surgeons ](https://www.plasticsurgery.org/news/blog/how-long-do-dermal-fillers-last#:~:text=For%20lines%20and%20wrinkles%20closer,in%20these%20more%20active%20areas))。
マリオネットラインは口の動きによる影響も受けますが、頬や顎のボリュームアップ効果でリフトアップされる要素もあるため、使用製剤にもよりますが平均すると1年前後は効果を実感できる方が多い印象です。当院では長持ちしやすい製剤を選択しつつ、効果が切れてきた際には適宜リタッチ(追加注入)することで、常に若々しい状態をキープできるようご提案しています。
Q2. 副作用やリスクはありますか?
A. ヒアルロン酸注射は比較的安全性の高い施術ですが、医療行為である以上いくつかの副作用・リスクが存在します。
まず直後の副反応としては、前述のとおり針による内出血(青あざ)や一時的な腫れ・赤み、鈍い痛みなどが起こる場合があります。これらは軽微なもので時間経過とともに改善します。また、稀に注入部位に一過性のしこり(肉芽腫)が生じることがありますが、マッサージや薬で改善することがほとんどです。
アレルギー反応に関しては、ヒアルロン酸自体が体内にもともと存在する成分であるためアレルギーは非常に起こりにくいとされています。過去にヒアルロン酸注射で深刻なアレルギーが起きた例は極めて稀ですが、万が一発疹や痒み、呼吸困難などの症状が出た場合はすぐに医師に連絡してください。
最も注意すべきリスクとしては、血管内への誤注入があります。万に一つですが、ヒアルロン酸が血管内に入って血流を塞いでしまうと、その血管が栄養している皮膚が壊死したり、顔面の場合ごく稀に目の網膜の血管を塞いで失明に至るケースも報告されています (Current Status of Early Complications Caused by Hyaluronic Acid …)。こうした重大な合併症は極めて稀ではありますが、ゼロではありません。そのため施術者は解剖を熟知し細心の注意を払って注入を行う必要があります。当院では先述したようにカニューレの使用や、注射の際に血管に針先が入っていないか都度確認するアスピレーションの徹底など、安全対策を講じています。また、ヒアルロン酸注射の唯一の解毒薬と言えるヒアルロニダーゼを常備し、もし万が一血管閉塞の兆候が見られた場合には速やかにヒアルロン酸を溶解する処置を行います。このように適切な対策を取れば深刻なリスクは十分回避可能ですのでご安心ください。
まとめると、ヒアルロン酸注入の副作用・リスクはごく軽微な症状が一時的に出る程度であることがほとんどです (An unusual and delayed complication of hyaluronic acid filler injection)。重大な合併症は極めて稀ですが、施術を受ける際は信頼できるクリニック・医師を選ぶことが大切です。当院では安全第一で施術を行っておりますので、不安な点は遠慮なくご相談ください。
Q3. 施術後に気をつけることはありますか?
A. ヒアルロン酸注射後は基本的に普段通りの生活で問題ありませんが、効果を長持ちさせ安全に過ごしていただくために以下の点に注意してください。
- 強くこすらない・圧迫しない: 注入後数日はヒアルロン酸が定着する過程です。頬杖をついたりうつ伏せで長時間寝るなど、注入部位を強く圧迫する行為は避けましょう。マッサージやエステも1〜2週間は控えてください。
- 過度な運動や飲酒は控える: 施術当日は激しい運動や飲酒は控えてください。血行が良くなりすぎると腫れや内出血が悪化する可能性があります。翌日以降は適度な運動や少量のアルコールであれば問題ありませんが、内出血が消えるまでは様子を見るのが無難です。
- 入浴・サウナは翌日から: 当日はシャワー浴程度にとどめ、長湯やサウナは避けてください。翌日以降、腫れが落ち着いていれば入浴やサウナも可能ですが、長時間の高温浴は腫れを長引かせる恐れがあるため控えめにしましょう。
- メイク・スキンケア: 当日からメイク可能ですが、針穴部位は清潔に扱いましょう。施術直後はファンデーションよりも軽めのパウダー程度にし、クレンジングで強く擦らないよう注意してください。スキンケアも低刺激なものを使い、注入部位を優しくケアしてください。
- 気になる症状があれば連絡: 強い痛み、皮膚の色の異常(白斑やまだらな暗赤色など)、視界の異常など普段と違う症状があればすぐにクリニックまでご連絡ください。早期に対処することで万が一のトラブルも防げます。軽い腫れや内出血は経過観察で問題ありませんが、不安な場合は遠慮なくお問い合わせください。
以上を守っていただければ、ヒアルロン酸注入後も快適にお過ごしいただけます。特に難しい制限はありませんので、ご安心ください。
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