ヒアルロン酸で実現する切らないフェイスラインのリフトアップ~TFT治療で自然な輪郭づくり~

「フェイスラインがぼやけてきた…」「なんとなく顔が大きく見えてしまう…」
そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。フェイスラインが崩れると、顔全体の印象が一気に老けて見えてしまいがちです。
実は、ヒアルロン酸注入で輪郭ラインを切らずに整え、若々しい印象を取り戻す方法があります。本記事では、施術の仕組みやメリット・デメリット、そして当院が採用するTFT(トータルフェイシャルトリートメント)治療との関連性を学術的な視点も踏まえつつ詳しく解説していきます。
切らないフェイスリフトとして人気のヒアルロン酸注入ですが、自然な仕上がりにするためにはいくつか押さえておくべきポイントやリスクも存在します。ぜひ最後までお読みいただき、フェイスラインの悩み解消にお役立てください。
目次
- 1. フェイスラインが崩れる原因とは
- 2. フェイスラインにヒアルロン酸を注入するメリット
- 3. ヒアルロン酸注入の基本的な仕組み
- 4. TFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)との相性
- 5. 当院での施術フローと料金
- 6. ヒアルロン酸注入のリスクと安全性
- 7. まとめ:フェイスラインを美しく整えるポイント
- Q&A(よくある質問)
- 参考文献
1. フェイスラインが崩れる原因とは
1-1. たるみ・下垂による輪郭の変化
フェイスラインとは、頬骨の下部からあご先、さらにフェイスラインの下(あご下)まで含めた顔の縁取り部分を指します。加齢や生活習慣によって、たるみや下垂が進行すると、このラインがぼやけたり、輪郭が崩れて見えるようになります。主な原因には以下のようなものがあります。
- 皮膚の弾力低下:コラーゲンやエラスチンの減少で肌がたるみやすくなる
- 脂肪の萎縮・移動:頬上部の脂肪が下がり、フェイスライン周辺に集まる
- 骨格の変化:加齢による骨の吸収であご先や頬骨が小さくなり、輪郭が崩れる
- 筋肉・靭帯の弱化:顔の組織を支える構造が脆くなり、下方向に重力がかかりやすい
こうした複合要因が重なることで、シャープだったフェイスラインが曖昧になり、「顔が大きく見える」「老け見えする」などの悩みにつながります[1]。
1-2. 生活習慣による影響
睡眠不足や食生活の乱れ、ストレスなどによる血行不良やむくみもフェイスラインを崩す要因です。また、姿勢の悪さからくる首・肩こりが下顎周囲のリンパの流れを妨げ、むくみを引き起こすケースもあります。
こうした生活習慣による影響は、ヒアルロン酸注入だけでなく、日々のセルフケアの見直しによっても改善が期待できます。
2. フェイスラインにヒアルロン酸を注入するメリット
2-1. 切らずにリフトアップが可能
フェイスラインのたるみを改善する最も確実な方法としては、外科的なフェイスリフト手術が挙げられます。しかし、メスを使うためダウンタイムが長く、コスト面や心理的ハードルが高いのも事実です。
一方、ヒアルロン酸注入であれば切開を伴わず、施術時間も短く済むため、比較的手軽にリフトアップ効果が期待できます。メスを入れずに輪郭を整えたいという方にとって、ヒアルロン酸は有力な選択肢となるでしょう[2]。
2-2. 即効性とダウンタイムの短さ
ヒアルロン酸は高い保水力を持つゲル状のフィラーです。注入した瞬間からボリュームアップ効果を発揮するため、即効性が大きな魅力と言えます。注入直後からフェイスラインがはっきりし、理想の輪郭に近づくのを実感しやすいでしょう。
また、施術後のダウンタイムが短く、施術直後からメイクや洗顔が可能な場合が多いのもメリットです[3]。腫れや内出血が出ることはありますが、多くは数日~1週間ほどで落ち着きます。
2-3. 自然な仕上がりが得られやすい
ヒアルロン酸は、体内にもともと存在する成分に近いため生体適合性が高く、肌に馴染みやすい性質があります。そのため、仕上がりが自然になりやすく、周囲に「整形した」と気づかれにくいのも特徴の一つです[4]。
さらに万が一「やりすぎ」や不満がある場合でも、ヒアルロニダーゼという溶解酵素を使って修正できるため、リスク管理の面でも安心感があります。
3. ヒアルロン酸注入の基本的な仕組み
3-1. どのようにリフトアップするのか
フェイスラインに対するヒアルロン酸注入では、頬骨上部やあご先、エラ周辺などに適量を注入し、下方向にたるんだ組織を持ち上げるような方法がとられます。加齢で減少・下垂した脂肪体の役割をヒアルロン酸が補うイメージです。
骨格の構造や筋肉・脂肪の配置を把握した上で、多層注入を行うことで、ただボリュームを足すだけでなく、リフトアップ効果を狙えるのがポイントとなります[5]。
3-2. 効果の持続期間
ヒアルロン酸は体内で徐々に分解・吸収されるため、効果は永久ではありません。一般的には約6ヶ月~1年半程度で、注入部位や製剤の種類、個人の代謝速度により前後します[6]。
「思ったより早く効果がなくなってしまった…」というケースを避けるためにも、定期的なメンテナンスを行うことで、常に理想に近いフェイスラインをキープすることができます。
3-3. ヒアルロン酸の種類
市場には多種多様なヒアルロン酸製剤が存在し、濃度や硬さ、粘度など製品ごとに特徴が異なります。
フェイスラインに使用する場合は、リフト力があり、形状を保ちやすい製剤が好まれます。一方、柔らかい製剤は目元や唇など、繊細さが求められる部位に適しています。
当院では厚生労働省承認の正規品を使用し、患者様一人ひとりの骨格や肌質、希望の仕上がりに合わせて最適な製剤を選択しています。
4. TFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)との相性
4-1. なぜTFTが大切なのか
従来のヒアルロン酸注入は、患者様から「フェイスラインをシャープにしたい」という要望があれば、その箇所だけにヒアルロン酸を注入することが多くありました。しかし、それでは不自然な凸感が出たり、他のパーツとのバランスが乱れて「ヒアル顔」になってしまうリスクがあります。
そこで当院が採用しているのが、TFT治療(トータルフェイシャルトリートメント)という考え方です。顔をパーツごとに見るのではなく、全体の調和を重視しながら必要な箇所に少量ずつヒアルロン酸を注入することで、より自然かつ長持ちするリフトアップ効果が期待できます[7]。
4-2. フェイスラインだけでなく全顔のバランスを見る
TFT治療では、フェイスラインに関しても次のようなポイントを総合的にチェックします。
- 頬骨の高さや形状:頬骨部位を持ち上げることでフェイスラインがすっきり見える場合がある
- あご先:あごが小さいとフェイスラインが不明瞭になりやすい
- 首周りやエラの筋肉量:咬筋が発達している場合はボトックス注射の併用が有効なことも
- ほうれい線やマリオネットラインとの兼ね合い
これらを総合的に判断し、時には目元やこめかみに少量のヒアルロン酸を補うだけでフェイスラインのたるみが目立たなくなることもあります。「輪郭をシャープにする=フェイスラインに大量注入」というわけではないのがTFT治療の大きなポイントです。
4-3. 自然な若返りが期待できる
多角的にアプローチすることで、施術後に一部が不自然に膨らむリスクを下げ、「どこが変わったのかわからないけど若々しい」という仕上がりを実現しやすくなります。
TFT治療は、医師の解剖学的知識と豊富な施術経験が求められる高度なテクニックですが、その分患者様の満足度も非常に高いと言えます。
5. 当院での施術フローと料金
5-1. カウンセリング(医師による1対1)
ラベール代官山TFTクリニックでは、完全予約制かつ医師が1対1で時間をかけてカウンセリングを行います。フェイスラインの悩みや理想像、過去の施術歴などをヒアリングし、骨格や肌質を丁寧に診察した上で最適な治療プランを提案します。
当院には3D解析装置は設置しておりませんが、経験豊富な医師がTFTの概念を踏まえてリスクを最大限低減できるよう入念にデザインを組み立てます。
5-2. 施術当日の流れ
- 洗顔・メイク落とし: 注射部位を清潔に保つため、必要に応じてクレンジングを行います。
- デザイン・マーキング: フェイスライン、頬骨、あご先など注入箇所を検討し、マーキングを実施。
- ヒアルロン酸注入: 医師が慎重に注射し、形を微調整しながらバランスを整えます。
- 仕上がり確認: 鏡を見ながら最終調整。必要があれば追加注入やヒアルロニダーゼでの修正を検討。
施術時間は、部位数や注入量にもよりますが、カウンセリングを含めて2-3時間前後が一般的です。施術後はすぐにメイク直しや帰宅が可能なため、忙しい方でも予定を組みやすいでしょう。
5-3. 料金とアフターサポート
当院のヒアルロン酸注入は、1本1ccあたり 110,000円(税込)です。フェイスラインを整える場合、必要本数は骨格やたるみ具合により異なりますが、カウンセリング時にお見積りをお伝えします。
施術後は公式LINEなどでアフターケアや経過のご相談も承っており、万が一のトラブル時には迅速に対応いたします。
また、切らない施術とはいえ内出血や腫れなどが出る可能性がありますので、大事なイベント前は余裕をもって施術を受けていただくのがおすすめです。
6. ヒアルロン酸注入のリスクと安全性
6-1. 一般的な副作用
ヒアルロン酸注入による副作用としては、下記のようなものが挙げられます。
- 腫れ・赤み・内出血: 注射を行うため、一時的な炎症反応が起こることがある
- しこり感・違和感: 注入直後にヒアルロン酸が硬く感じる場合があるが、数日~数週間で馴染むことが多い
- 痛み: 施術中・施術後の軽い疼痛が続くことがあるが、痛み止めなどで対応可能
いずれも軽症で済むケースが大半ですが、状態が長く続いたり悪化する場合は早めの受診をおすすめします[3]。
6-2. 稀な合併症:血管閉塞など
注入時の重大リスクとして、血管内に誤ってヒアルロン酸が入ることで血管閉塞を引き起こす可能性がゼロではありません[4]。この場合、皮膚の壊死や失明など深刻なトラブルにつながる恐れがあります。
ただし、適切な解剖学的知識と技術を持つ医師が正しく施術すれば発生率は極めて低く、万が一の際もヒアルロニダーゼで早期に対処可能です。当院ではリスクを最大限下げるために、骨格・血管走行の把握や分散注入など安全対策を徹底しています。
6-3. 安心して施術を受けるためのポイント
ヒアルロン酸注入は手軽なイメージが先行しがちですが、医療行為である以上、施術者の知識や技量が仕上がりや安全性に大きく影響します。
以下の点を確認すると、安心して施術を受けやすいでしょう。
- 医師の実績と専門性(解剖学的知識が豊富か)
- 使用するフィラーの品質(厚生労働省承認品か)
- アフターフォロー(万が一の際の対応体制)
- カウンセリングでの説明(リスクや合併症についても包み隠さず解説してくれるか)
当院では、これらのポイントを守りつつ、TFT治療に精通した医師が責任を持って対応いたします。
7. まとめ:フェイスラインを美しく整えるポイント
フェイスラインの崩れやたるみは、見た目年齢を大きく左右する要因です。ヒアルロン酸注入を活用すれば、切開を伴う手術をせずとも、比較的短期間・短時間で輪郭をリフトアップできる可能性があります。
しかし、注入の仕方によっては不自然な膨らみや凸感を作ってしまったり、効果が十分に得られなかったりというリスクもあり注意が必要です。
そうした失敗を防ぎ、自然な若返りを実現するためには、当院が推奨するTFT(トータルフェイシャルトリートメント)の理念を取り入れ、全体のバランスを考えながら少量ずつ多部位にアプローチすることが鍵となります。
ラベール代官山TFTクリニックでは、「-5歳から-10歳の自然な若返り」を目指す方に向けて、切らないヒアルロン酸リフトを中心としたTFT治療を提供しています。医師による丁寧なカウンセリングと安心のアフターフォロー体制を整え、患者様の不安や疑問にもじっくり対応いたします。
「フェイスラインをすっきりシャープにしたい」「手軽に若見え効果を得たい」とお考えの方は、まずは当院のカウンセリングへお越しください。公式LINEから簡単にご予約いただけます。
Q&A(よくある質問)
- Q1: ヒアルロン酸注入の効果はどのくらい持続しますか?
A1: 一般的には6ヶ月~1年半程度持続するとされていますが、部位や製剤、個人差によって前後します[6]。理想の状態を保ちたい場合は、半年~1年に一度の定期的なメンテナンスを検討する方が多いです。 - Q2: ダウンタイムがほとんどないと聞きますが、腫れや痛みはあるのでしょうか?
A2: 個人差はありますが、注入後に赤みや腫れ、内出血が数日~1週間ほど続くことがあります[3]。ただし切開手術と比べると格段に軽く、メイクでカバーできる程度の方が大半です。大切なイベント前は余裕を持った施術がおすすめです。 - Q3: フェイスライン以外にもほうれい線や目元が気になる場合、同時に施術できますか?
A3: はい、可能です。TFT治療ではお顔全体をトータルに分析し、必要に応じて頬や目元、こめかみ、あご先など複数箇所に少量ずつヒアルロン酸を注入する場合があります[7]。部位ごとに分けて何度も通うより、同時に行う方がバランスの良い仕上がりを目指しやすい場合もあります。
参考文献
- [1] Tonnard P et al. “Layered Filler Approach to Midfacial Volume Deficiency.” Aesthetic Plast Surg. 2019;43(3):633–642.
- [2] Lupo MP, Cole AL. “Enhancing facial aesthetic outcomes using a novel formulation of hyaluronic acid.” J Cosmet Dermatol. 2021;20(2):439–444.
- [3] Funt D, Pavicic T. “Dermal Fillers in Aesthetics: An Overview of Adverse Events and Treatment Approaches.” Plast Surg Nurs. 2015;35(1):13–32.
- [4] DeLorenzi C. “Complications of injectable fillers, Part I.” Aesthet Surg J. 2013;33(4):561–575.
- [5] Leong M et al. “Evaluation of Hyaluronic Acid Fillers for Midface Lift: A 12-Month Study.” Plast Reconstr Surg. 2020;145(2):403–416.
- [6] Dayan SH et al. “Update on Hyaluronic Acid Fillers for the Aging Face.” Aesthet Surg J. 2021;41(1):57–68.
- [7] Jung GS et al. “Hyaluronic Acid Filler Injection Technique in Multiple Layers of the Nasolabial Fold.” Plast Reconstr Surg Glob Open. 2021;9(1):e3385.
フェイスラインのヒアルロン酸注入は、適切な手技と製剤選択によって劇的な輪郭改善をもたらす可能性がある反面、施術者の経験や解剖学的知識に強く依存する部分でもあります。当院ではTFT治療のノウハウを活かし、顔全体の調和を優先しながら安全な施術を提供いたします。
気になる方は、ぜひラベール代官山TFTクリニックのカウンセリングでご自身の悩みをお聞かせください。あなたの理想的なフェイスラインづくりを全力でサポートさせていただきます。
