TFT治療とは?顔全体を総合的に整える新時代の美容医療アプローチ
「TFT治療」という言葉をご存じでしょうか。
これは「トータルフェイシャルトリートメント」の略称で、顔全体を一つの“作品”として捉え、骨格・筋肉・皮膚・脂肪など多角的に分析しながら美しく整える最新の美容医療アプローチです。
年齢とともに気になる顔のたるみ、シワ、輪郭のボヤけなど、部分的な施術だけでは解決しにくい悩みを総合的にサポートできるのが、TFT治療の大きな特徴と言えます。
本記事では、キーワード「TFT治療とは?」にフォーカスし、学術的かつ実践的な内容を踏まえながら、その魅力や具体的な施術内容、リスクや注意点などを詳しく解説します。あなたが抱えるフェイスラインやしわ・たるみの悩み解消に向け、ぜひ一度この総合的なアプローチをご検討ください。
目次
- 1. TFT治療とは?――基本概念と特徴
- 2. パーツ治療との違い――なぜ全顔アプローチが重要なのか
- 3. TFT治療の具体的な施術内容
- 4. リスクと安全性について
- 5. 学術的エビデンスを支える理論と実績
- 6. ラベール代官山TFTクリニックが選ばれる理由
- 7. Q&A――よくある疑問と回答
1. TFT治療とは?――基本概念と特徴
1-1. 顔全体を一枚のキャンバスととらえる考え方
TFT(トータルフェイシャルトリートメント)治療の最大の特徴は、顔全体を一枚のキャンバスと見立ててデザインするという発想にあります。加齢による変化は、頬や口元だけでなく骨格・筋肉・皮膚・脂肪に同時多発的に起こり、部分的な治療のみでは本質的な若返りを達成しにくいのです。
例えば、「頬がやせて見える」という悩みに対し、頬だけにヒアルロン酸を注入する方法が一般的なパーツ治療ですが、TFT治療では、顎やこめかみ、目元など複数箇所を一緒に考慮します。こうした総合的な視野があるからこそ、不自然な「ヒアル顔」になりにくく、-5歳から-10歳の自然な若返りをめざしやすいと言われています。
1-2. 骨格・筋肉・脂肪・皮膚の多角的アプローチ
人間の顔は、土台となる骨格の上に筋肉・脂肪・皮膚が重なり合う構造で成り立っています。加齢とともに骨格が少しずつ萎縮し、脂肪や筋肉の配置も変わり、皮膚の弾力が失われていくことでシワやたるみが目立つようになります。
TFT治療は、これら骨格・筋肉・脂肪・皮膚の状態を総合的かつ学術的に分析し、最適な施術(ヒアルロン酸注入、ボトックス、その他の美容医療など)を組み合わせることで、より自然な若返りを実現する手法です。
1-3. パーソナライズされた施術計画の重要性
TFT治療は、患者様一人ひとりの顔の特徴やライフスタイル、年齢、理想のゴールを総合的に検討しながら施術計画を作成します。
実際には「頬骨が高すぎてアンバランス」「顎先が後退気味」「目の下のくぼみが強調されて老けて見える」など、複数の要素が絡まり合っていることがほとんど。TFT治療では、それらを一括で解決できるような施術をオーダーメイドでデザインし、より満足度の高い結果を目指します。
2. パーツ治療との違い――なぜ全顔アプローチが重要なのか
2-1. パーツ治療の限界
パーツ治療は、特定の部位にのみフォーカスして施術を行う方法です。たとえば「頬だけふっくらさせたい」「鼻筋だけ通したい」といった希望に対してピンポイントで施術できる反面、以下のようなデメリットが考えられます:
- 周囲とのバランスが崩れ、不自然な仕上がりになる
- 加齢による複数の悩みを根本から解決できない
- 本来必要な部位へのアプローチを見落とす可能性がある
こうしたデメリットを克服するのが、TFT治療の全顔アプローチなのです。
2-2. 顔全体を診ることで「ヒアル顔」を回避
ヒアルロン酸などの注入治療で一番怖いのは、「ヒアル顔」と呼ばれる不自然な仕上がりになること。これは、特定の部位だけに大量のヒアルロン酸を注入した結果、全体の調和を欠いてしまった状態を指します。
TFT治療では、顔全体を分析し、必要な分量を複数箇所に分散して注入するため、過度なふくらみや不自然な線が生じるリスクを大幅に減らすことができます。自然に若返った印象を保ちつつ、部分的な悩みも解決しやすいというメリットがあるわけです。
2-3. 年齢による複数悩みを一括解消できる
加齢は「目の下のクマ」「ほうれい線」「口角の下がり」「顎周りのたるみ」など、複数の悩みを同時にもたらします。パーツ治療では個々の症状に対処することはできても、相互に関連している変化を一括で解消するのは難しい場合があります。
しかし、TFT治療であれば、こうした複数の変化が連鎖的に起こっている点を踏まえ、複数の施術を同時にまたは段階的に行うことで、より総合的な若返りを目指すことが可能です。
3. TFT治療の具体的な施術内容
3-1. ヒアルロン酸注入――骨格や脂肪へのボリューム補正
ヒアルロン酸注入は、TFT治療の中心となる施術のひとつです。頬や顎、こめかみなどに適量を注入してボリュームロスを補正し、立体感を取り戻す効果が期待できます。
なお、ヒアルロン酸は体内に存在する成分で、施術後徐々に吸収されていくため、安全性が比較的高い反面、定期的なメンテナンスが必要になるケースもあります。注入する層の深さや注入量を誤ると不自然な仕上がりや合併症を引き起こすリスクがあり、施術者の技術力が問われる領域です。
3-2. ボトックス治療――筋肉の過剰な動きを抑制
ボトックス(ボツリヌストキシン製剤)は、表情筋の過剰な収縮を抑えることでシワを軽減したり、エラを小さく見せたりする効果が期待できます。
TFT治療においては、頬や顎周りのヒアルロン酸注入に加えて、エラ部分にボトックスを注入することでフェイスラインをよりシャープにするケースもあります。筋肉と骨格、脂肪のバランスを総合的に整えるという意味で、ボトックスは重要な役割を果たします。
3-3. 美容内服やオンライン診療による内面からのサポート
外側からのアプローチだけではなく、美容内服による内側からのケアを取り入れることで、施術効果を最大化できる可能性があります。ビタミンや抗酸化成分、ホルモンバランス調整などを総合的に行い、肌質や代謝を改善していくのです。
ラベール代官山TFTクリニックでは、オンライン診療による美容内服の処方も行っているため、遠方の方や多忙な方でも継続したサポートを受けやすい体制が整っています。
4. リスクと安全性について
4-1. 血管閉塞や神経障害などの合併症リスク
ヒアルロン酸注入やボトックス治療は、メスを使わない分リスクが低いと思われがちですが、決してゼロではありません。とくにヒアルロン酸注入では、誤って血管内に注入してしまった場合、血管閉塞による皮膚壊死や神経障害が起こる可能性があります。
こうしたリスクを回避するためには、施術者の解剖学的知識や熟練度が何より大切です。血管マッピングやカニューレの使用など、安全策を徹底しているクリニックを選ぶことが望ましいでしょう。
4-2. 過度な施術による不自然さ
TFT治療を標榜しているクリニックであっても、施術者が必要以上にヒアルロン酸やボトックスを使用してしまうと、いわゆる「ヒアル顔」を招く恐れがあります。
TFT治療はあくまで「必要十分」な施術を連動させることで自然な若返りを目指すものであり、過剰なボリュームは本来のコンセプトに反します。カウンセリングでしっかりと希望を伝えつつ、医師の見解を聞き、過度な施術にならないよう注意が必要です。
4-3. 施術後の腫れや内出血・ダウンタイム
ヒアルロン酸注入やボトックス治療では、施術後に腫れや内出血が起こる場合があります。多くのケースでは軽度で済むことが多く、1週間ほどで落ち着くことがほとんどですが、重要なイベントなどを控えている方は、施術時期を考慮するとよいでしょう。
術後の腫れや内出血を早く鎮めるために、強いマッサージや激しい運動は避け、むやみに患部を圧迫しないようにすることが推奨されます。
5. 学術的エビデンスを支える理論と実績
5-1. エイジングフェイスの理論:骨格・軟部組織の変化
加齢とともに、頭蓋骨の容積が減少し、頬骨や顎の骨の萎縮が進行することは各種論文で報告されています[1]。同時に、筋肉の衰えや脂肪パッドの移動が起こり、シワやたるみ、輪郭の乱れを引き起こすとされます[2]。
TFT治療は、こうしたエイジングフェイスの理論に基づき、複数の部位を連動させて補正する手法です。局所的なシワ取りだけでは不十分という考えが、学術的にも裏付けされているのです。
5-2. 多部位同時治療の有効性:海外の研究
海外の美容外科学会誌では、ヒアルロン酸注入を複数部位に同時に行うアプローチが、単一部位の施術に比べて患者満足度が高いという報告が存在します[3]。これは、いわゆる「全顔リフトアップ効果」を実感しやすいことが理由とされています。
TFT治療はまさにこの「多部位同時治療」の理論を、より洗練させた形と言えるでしょう。
5-3. 安全性を高めるためのプロトコル
近年、血管閉塞などの合併症リスクを低減するためのプロトコル(アスピレーションの徹底、カニューレの選択、注入部位のマッピングなど)が多数報告されています[4]。
TFT治療を行うクリニックでは、これらの最新プロトコルを導入し、安全性確保と効果的な施術を両立させる努力がなされています。施術前のカウンセリングで、安全策や緊急時の対応体制について詳しく尋ねると安心です。
6. ラベール代官山TFTクリニックが選ばれる理由
6-1. TFT治療専門医院「ラベールミラクリニック」で研鑽を積んだ医師が在籍
ラベール代官山TFTクリニックは、TFT治療専門医院として多くの症例数を持つ「ラベールミラクリニック」でトレーニングを積んだ医師が在籍。ヒアルロン酸注入やボトックス治療だけでなく、患者様一人ひとりの骨格・脂肪・筋肉の状態を総合的に判断できる技術力が強みです。
特定の部位だけを施術するパーツ治療ではなく、必要に応じて複数の施術を組み合わせる「TFT治療」の考え方を実践することで、-5から-10歳の自然な若返りを目指します。
6-2. 3D解析装置はないが、1:1のカウンセリングを重視
同クリニックには、3D解析装置のような高度な機器はありませんが、その分カウンセリングを徹底し、1対1で患者様の悩みや要望を深くヒアリングします。マシンでは捉えきれない微妙な表情の変化や日常生活で気になるポイントを、医師自身が直接観察することで、よりオーダーメイド感の高い施術プランを提案できるのです。
施術前にリスクやダウンタイム、費用についてもしっかり説明し、納得したうえで治療をスタートできるため、初めての方でも安心感があります。
6-3. 幅広いサービス:ヒアルロン酸1本1cc 55,000円、ボトックス、オンライン診療など
ラベール代官山TFTクリニックでは、ヒアルロン酸注入は1本1ccあたり55,000円(税込)で提供しており、必要に応じてボトックス治療や美容内服なども組み合わせ可能です。オンライン診療による内服薬の処方も行っているため、多忙な方や遠方の方でも継続的にサポートを受けられます。
パーツ治療で完結しないトータルな美容医療を受けられるのが特徴で、特に顔全体を美しく整えたいと考える方にとって大きな魅力となっています。
7. Q&A――よくある疑問と回答
- Q1:パーツ治療とTFT治療、どちらが良いか迷っています。
A1:パーツ治療は特定の部位の悩みをピンポイントで改善するのに有効ですが、他の部位とのバランスを無視すると不自然さや満足度の低下が起こりやすいです。TFT治療は全顔を考慮し、総合的に若返りを図るため、自然な変化を望む方におすすめです。年齢による複合的なお悩みがある場合、TFT治療のほうが効果的といえます。 - Q2:施術後のダウンタイムはどの程度ですか?
A2:個人差はありますが、ヒアルロン酸やボトックスを使ったTFT治療では、強い腫れや内出血は数日〜1週間で落ち着くことが多いです。施術当日でもメイクを軽く行える場合が多く、忙しい方でも日常生活に大きな支障が出にくいのがメリットです。 - Q3:本当に「ヒアル顔」にならないのでしょうか?
A3:TFT治療では、必要最小限の量を複数のポイントに分散して注入し、骨格や筋肉、脂肪とのバランスを総合的に考えます。そのため、過度にボリュームを入れすぎるリスクが少なく、不自然な「ヒアル顔」になりにくいのが特長です。ただし、施術者の技術と経験が前提として必要になります。
参考文献
- Rohrich RJ, et al. Facial aging and volumetric concepts in cosmetic surgery. Plast Reconstr Surg. 2008;121(4):180-192.
- Mendelson BC, et al. Surgical anatomy of the midcheek: facial layers, spaces, and the midcheek segments. Clin Plast Surg. 2008;35(3):395-404.
- Coleman SR. Structural fat grafts: the ideal filler? Clin Plast Surg. 2001;28(1):111-119.
- De Boulle K. Management of complications after filler injections. J Cosmet Laser Ther. 2014;16(5):239-249.
- Funt D, Pavicic T. Dermal fillers in aesthetics: an overview of adverse events and prevention. Clin Cosmet Investig Dermatol. 2013;6:295-316.
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- Sclafani AP. Safety, efficacy, and utility of hyaluronic acid fillers in the periocular region: a comprehensive review. Facial Plast Surg. 2012;28(3):219-226.
- Park SW, et al. Vascular complications of hyaluronic acid fillers and the role of hyaluronidase in management. J Dermatolog Treat. 2018;29(5):280-284.
- Gavard M, et al. Full-face approach for facial rejuvenation using hyaluronic acid fillers: a systematic review. Aesthet Surg J. 2020;40(7):NP439-NP451.
ラベール代官山TFTクリニックでは、「TFT治療」の考え方を徹底しながら、1対1のカウンセリングを通じて患者様の顔全体を総合的にデザインします。ヒアルロン酸注入やボトックス、美容内服などを組み合わせることで、-5から-10歳の自然な若返りをめざすことが可能です。
公式LINE登録や電話、Web予約からお気軽に無料カウンセリングをお申込みいただけますので、「パーツだけでなく、全体を美しく整えたい」とお考えの方は、ぜひ一度ご相談ください。専門医による丁寧なサポートで、あなたの理想を叶える最適なプランをご提案いたします。