施設の食事

食事こそ治療

食事は「いのち」健康と食事はつながっています。

当調理課は、この理念を元に入居者様へ安全で美味しい食事提供をすることを目指しております。

当施設栄養士が献立を考え、入居者様に合った栄養摂取ができるように考えています。

毎月献立表を出していますので参考にしてください。

療養食でない限り、1日(1,500カロリーから1,600カロリー)を摂取カロリーの目安としています。

施設の食事
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施設の食事

病状やその日の体調に合わせて、食べやすい食事形態への対応や、調理法の工夫をしています。

また、症状に合わせて糖尿病食、減塩食、腎臓病食など医師の指示のもと個別対応もいたします。食形態の加工については別途加工料金をいただいております。

食事の加工が必要な場合や食事内容の変更につきましては、ご担当のケアマネジャーを通じてご連絡いただくか、または、 医療法人丸岡医院 調理施設(TEL:0234-22-2700)管理者 熊坂 由貴子までご連絡下さい。

  • 他に食事についてご意見、ご要望などあればこちらで伺います。
  • 休暇等で不在の場合は、他職員に伝言と連絡先をいただくようお願いします。後日、折り返しご連絡いたします。

当調理課で提供している食事形態や対応例について

食事内容説明別途料金
常 食普通食です。
一口大魚ほぐしや主菜を一口大にカットして提供します。50円/1日
きざみすべての副菜を粗めに刻んで提供します。50円/1日
極きざみすべての副菜をみじん切りにして提供します。150円/1日
ペーストおかゆ、副食ともすべてミキサーで加工して提供します。嚥下に障害がある方や食欲不振がみられる方に提供しています。150円/1日

医師の診断や病状に合わせて対応しているもの

食事内容説明
糖尿病食・糖質、脂質の制限
医師の指示のもと、炭水化物の量や糖、脂質の多い食品を見直してカロリーや糖質の制限をします。
腎臓病食1. たんぱく質の制限
通常は標準体重1kgあたり0.6~0.8gに制限します。尿たんぱく排泄量とクレアチニン値によって決まります。
2. 塩分の制限
1日6~7gを目標に減塩します。高血圧や浮腫がある場合は5g以下に制限される事もあります。
3. その他
場合によっては水分、カリウム、リンを制限することもあります。
アレルギー対応
(服薬関連の禁食も対応可)
参考例:青魚、鶏肉、生魚、卵、牛乳や乳製品、油分他、納豆、かんきつ類 
塩分制限食主に心臓病や高血圧症などの診断を受けている方などに用いる制限です。一般的には6g/1日の制限となりますが、かかりつけ医と相談をお願いします。当調理ではみそ汁なしで適量となります。
嚥下食個人の嚥下状態や診断に合わせて、水分やお汁、他食材にとろみ剤を使用してとろみをつけて提供します。とろみ剤に関しましては別途購入いただく必要がございます。
※ ソフト食や趣向に対する対応は申し訳ございませんが行っておりません。
※ ゼリー食や他高カロリー栄養食品につきましては別途個別にご購入をお願いします。

歳事・イベントには、お楽しみメニュー

歳事・イベントには、お楽しみメニュー
歳事・イベントには、お楽しみメニュー
歳事・イベントには、お楽しみメニュー

お正月やクリスマス、歳事やイベントに合わせたお楽しみメニューを提供しています。

米外食レクリエーションなどは調理課や施設では行っておりませんので、別に通所リハビリテーションやデイサービスなど介護保険サービスとの契約が必要となります。

年に4回栄養士からの一口メモを広報誌に掲載しています。参考例を下に掲載していますのでご覧になってください。

栄養ーロメモ「うつ病と食事」(参考例)

新型コロナウイルス感染拡大に伴う精神的な不調 “コロナ鬱”最近ではよく聞く言葉となっております。

また、新年度は新しい環境に慣れて初期の緊張状態が緩んでくると、「集中力が続かない」「倦怠感がある」「やる気が出ない」といった、いわゆる“5月病”の症状も増えてくる季節です。

ストレスがうつ病に深く関わっていることは広く知られていますが、食生活とうつ病との関係をご存じの方はまだまだ少ないようです。

たとえば地中海式食事に代表される野菜、魚介、穀物の多い食事を摂っている人は心臓病・生活習慣病・アルツハイマー型認知症・パーキンソン病・うつ病といった精神・神経の病気も少ないということがわかっています。

日本の伝統的な和食もまた地中海式食事に通じるものがあります。

時代の変化とともに日本食も現代では肉やその加工食品・砂糖·白米のような精製食品が多くなりそれがうつ病の発症に少なからず影響を及ぼしていると考えられます。

うつ病患者は、どちらかと言えば肥満気味で中性脂肪や血糖値が高くメタポリック症候群の人が多い傾向です。

理由としては、食事の変化、不規則な生活、運動不足などがあり、つまり、うつ病も生活習慣病の一つといえるのです。

食生活の見直しはうつ病だけでなく合併する生活習慣病改善のためにも必要です。

うつ病患者には一部の栄養が不足していると指摘されています。

ビタミン (B12や葉酸など)、ミネラル(鉄、亜鉛など)、必須アミノ酸(トリプトファンなど)、脂肪酸[ドコサヘキサエン酸 (DHA)、エイコサペンタンエン酸(EPA)]などがあげられます。

日本人の場合、特に葉酸、トリプトファン、鉄分の不足が多いです。ここでは、そうした栄養素がとれる食材をご紹介します。

食生活を見直して、いつまでも元気な毎日を過ごしましょう

ビタミン

ビタミンD、B1、B2、B6、B12、葉酸などのビタミン不足は、うつ病の発症や経過に悪影響を及ぼすといわれています。

これらのビタミンは野菜やきのこ、レバー、肉、魚介類などの食材で補給できます。

ビタミン
ビタミンDきのこ類、魚介類
ビタミンB1豚肉(赤身)、ウナギ、玄米、ナッツ
ビタミンBレバー、ウナギ、納豆、卵
ビタミンB6刺身、レバー、鶏肉、納豆、にんにく、バナナ
ビタミンB12貝類、レバー、のり
葉酸葉もの野菜、納豆、レバー

ミネラル

鉄や亜鉛などのミネラルも不足するとうつ病と関連する可能性があるといわれています。

ミネラルは肉や魚、 卵などから接種できます。

また、これらの食材と一緒に野菜をとると、野菜に含まれるビタミンAやCが亜鉛の吸収を促進します。

ミネラル
レバー、赤身肉、魚介、海藻、青菜類、納豆
亜鉛カキ、ウナギ、牛肉、レバー、大豆食品、貝類

アミノ酸

トリプトファンやメチオニンといった必須アミノ酸が不足すると、気分が落ち込みがちになります。

必須アミノ酸は、肉や魚、卵、大豆、牛乳などに含まれる良質なタンパク質から摂取するとよいでしょう。

アミノ酸
トリプトファン牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、バナナ
メチオニン牛乳、乳製品、肉、魚、ナッツ、大豆製品、卵、野菜(ほうれん草、グリーンピース)
チロシン牛乳、大豆製品、魚(カツオ節、しらす干し)、乳製品、肉、卵、アボガド

脂肪酸

ドコサヘキサエン酸(DHA)やエイコサペンタンエン酸(EPA)などの脂肪酸は「n-3系不飽和脂肪酸」といわれ、魚に多く含まれることが知られています。

A、EPAは脳などの中枢神経系で重要な役割を果たしています。

脂肪酸
DHA、EPA魚(マグロ、ハマチ、イワシ、ブリ、サバ、サンマ、サケ、ウナギなど)

その他

ストレスは腸内環境とも関係があり、腸内環境を整えるとストレスが減るといわれています。

腸内環境を整える食品・栄養素は、乳酸菌やビフィズス菌、オリゴ糖、食物繊維で、乳酸菌やビフィズス菌は ヨーグルトや乳酸菌飲料で、食物繊維は野菜などで摂取できます。

乳酸菌やビフィズス菌

うつ病を予防するために

  • 1日3食きちんと食べること
  • 特に朝食は必ず食べること
  • バランスよく食べること

お問い合わせ

丸岡医院 調理課 管理者:熊坂 由貴子

  • 【住所】〒998-0831 山形県酒田市東両羽町6-2
  • 【営業日】年中無休
  • 【お問い合わせ受付時間】8:30~18:00
  • 【TEL / FAX】0234-22-2700 / 0234-25-0865
  • 【携帯】070-2437-1002
  • 【E-mail】kumasaka@maruoka.or.jp