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睡眠時無呼吸症候群の症状と治療|耳鼻咽喉

みなさんこんにちは。医療法人丸岡医院の丸岡悠です。

今日は「睡眠時無呼吸症候群」について、僕が日々の外来で感じていることをお話しします。

「先生、最近いびきがすごいって妻に怒られるんです」「ちゃんと寝てるはずなのに、昼間めちゃくちゃ眠くて仕事にならない」——こういった相談が、僕の外来ではここ数年で本当に増えました。そして驚くことに、相談に来られる方の多くが「まさか自分が病気だとは思っていなかった」とおっしゃるのです。

日本国内では推定300万人以上がこの病気を抱えていると言われています。ただ、実際に治療を受けている方は約50万人ほど。つまり残りの250万人は、自分が睡眠時無呼吸症候群であることに気づいていないか、気づいていても放置してしまっているわけです。

正直、僕自身も研修医の頃は「いびきの病気」くらいの認識しかありませんでした。でも内科医として多くの患者さんと向き合ううちに、この病気が高血圧や心筋梗塞、脳卒中にまでつながる「静かな危険因子」であることを痛感するようになったのです。だからこそ今日は、睡眠時無呼吸症候群について一緒にしっかり考えていきたいと思います。

この記事を書いた人
丸岡 悠(まるおか ゆう)
丸岡 悠(まるおか ゆう)
外科医

1988年山形県酒田市生まれ。酒田南高校卒業後、獨協医科大学(栃木)にて医師免許取得。沖縄県立北部病院、独立行政法人日本海総合病院を経て現職(医療法人丸岡医院)。

睡眠時無呼吸症候群ってどんな病気なのか

睡眠時無呼吸症候群は、その名の通り「寝ている間に呼吸が止まる」病気です。英語では Sleep Apnea Syndrome、略してSASと呼ばれます。

ではどのくらい呼吸が止まると「病気」と判断されるのか?医学的な定義では、10秒以上の無呼吸もしくは低呼吸が、1時間あたり5回以上起きている状態を指します。この回数のことを「AHI(無呼吸低呼吸指数)」と呼びます。AHIが5〜15で軽症、15〜30で中等症、30以上で重症という分類です。

「10秒くらい息が止まるだけなら大したことないんじゃないの?」と思われるかもしれません。でも実際には、重症の方だと1時間に60回以上、つまり1分に1回のペースで呼吸が止まっていることもあります。これが毎晩、何年も続くわけです。体にとって相当な負担であることは想像がつきますよね。

呼吸が止まるたびに血中の酸素濃度が低下し、脳が「窒息しかけている」と判断して覚醒反応を起こします。本人は目が覚めた自覚がないことがほとんどですが、脳は何十回も「起こされている」状態です。つまり、何時間ベッドにいても体も脳も十分に休めていないわけです。

閉塞性と中枢性——2つのタイプの違い

睡眠時無呼吸症候群には、大きく分けて2つのタイプがあります。

圧倒的に多いのが「閉塞性睡眠時無呼吸(OSA)」です。全体の約90%がこのタイプと言われています。原因はシンプルで、寝ている間にのどの奥の空気の通り道がふさがってしまうことです。舌の付け根や軟口蓋と呼ばれる部分が重力で落ち込んで、物理的に気道をブロックしてしまいます。いびきはこの「狭くなった気道を空気が無理やり通るときの振動音」なのです。

もう一つが「中枢性睡眠時無呼吸(CSA)」で、こちらは全体の約5〜10%です。気道がふさがっているのではなく、脳から「呼吸しなさい」という指令が一時的に途絶えてしまうことで呼吸が止まります。心不全の患者さんなどに見られることがあります。

僕の外来で診る患者さんは、ほとんどが閉塞性のタイプです。だからこそ今日お話しする内容も、主に閉塞性睡眠時無呼吸を中心にお伝えしていきます。ただ、中枢性が疑われる場合はより専門的な検査や治療が必要になりますので、睡眠専門の医療機関への紹介も含めて相談してほしいと思います。

こんな症状がある方は要注意です

睡眠時無呼吸症候群の厄介なところは、「自分では気づきにくい」ということです。だって、寝ている間に起きていることですから。

ではどんな症状に気をつければいいのか?僕が外来で患者さんにチェックしてもらうポイントはこんな感じです。

①大きないびきを指摘される(特にパートナーや家族から) ②睡眠中に呼吸が止まっていると言われたことがある ③夜中に何度も目が覚める、トイレに起きる ④朝起きたときに頭が痛い、口が渇いている ⑤日中の強い眠気がある(会議中、運転中に眠くなる) ⑥集中力の低下や記憶力の衰えを感じる ⑦イライラしやすくなった、気分が沈みがち

この中で2つ以上あてはまる方は、一度検査を受けてみることをお勧めします。

僕の経験では、「いびきがうるさいから別の部屋で寝てくれと言われた」というきっかけで受診される方がとても多いです。ちなみに「日中の眠気」を客観的に評価するための「エプワース眠気尺度(ESS)」という質問紙があって、8つの場面で眠気の強さを点数化します。合計11点以上だと「過度の眠気あり」と判定されます。

ただ注意してほしいのは、「いびきをかかない睡眠時無呼吸症候群」も存在するということです。特に痩せ型の方や女性の場合は、典型的ないびきがなくても無呼吸が起きていることがあります。「いびきがないから大丈夫」とは限らないのです。

睡眠時無呼吸症候群を引き起こす原因

ではなぜ睡眠時無呼吸症候群になるのか?いくつかの要因が重なって発症します。

最も大きなリスク因子は「肥満」です。BMIが25以上の方は、そうでない方と比べて睡眠時無呼吸症候群のリスクが約3〜4倍になるとされています。首周りに脂肪がつくことで、仰向けに寝たときに気道がつぶれやすくなるのです。特に首周りの周径が男性で43cm以上、女性で38cm以上の場合はリスクが高いと言われています。

でも「太っていないと大丈夫」というわけではありません。日本人を含む東アジア人は、もともと顎が小さい骨格的な特徴があります。顎が小さいと、それだけ舌の収まるスペースが狭くなり、仰向けに寝たときに気道がふさがりやすくなるのです。だから欧米と比べると、日本では痩せ型の睡眠時無呼吸症候群の方が一定数いるわけです。

そのほかにも、①扁桃腺やアデノイドの肥大(特に小児)、②鼻中隔弯曲など鼻の構造的な問題、③加齢による筋力の低下、④アルコール摂取(寝る前のお酒は気道の筋肉をゆるめる)、⑤睡眠薬や安定剤の使用——こういったものがリスクを高めます。

僕が患者さんにいつも伝えるのは、「原因は一つじゃない」ということです。体重も骨格もお酒の量も、全部が少しずつ重なって発症するケースがとても多い。だからこそ治療も「一つのことだけやればOK」ではなく、複合的に取り組む必要があるのです。

放っておくとどうなるのか——合併症のリスク

「いびきくらいで病院に行くのは大げさじゃないか?」——そう考える方は少なくありません。でも、これが一番危ない考え方です。

睡眠時無呼吸症候群を未治療で放っておくと、さまざまな合併症のリスクが跳ね上がります。

高血圧との関係は特に強く、中等症〜重症の睡眠時無呼吸症候群の方の約50%が高血圧を合併しているというデータがあります。しかも「薬を飲んでも血圧が下がらない」いわゆる治療抵抗性高血圧の方を調べると、約80%に睡眠時無呼吸症候群が見つかるという報告もあります。

それだけではありません。心房細動のリスクは約2〜4倍、脳卒中のリスクは約2〜3倍、心筋梗塞のリスクも約2倍になるとされています。さらに2型糖尿病のリスクも上昇し、すでに糖尿病がある方は血糖コントロールが悪化しやすくなります。

ではなぜ呼吸が止まるだけでこれほど多くの病気に影響するのか?それは「間欠的低酸素」と「交感神経の過活動」が全身に悪影響を及ぼすからです。呼吸が止まるたびに酸素が下がり、体は緊急事態だと判断してアドレナリンを出し、血管を収縮させ、血圧を上げます。これが一晩で何十回、何百回と繰り返されるわけです。血管に対するダメージは計り知れません。

そしてもう一つ、忘れてはならないのが「交通事故のリスク」です。睡眠時無呼吸症候群の方の交通事故リスクは、そうでない方の約2〜7倍と報告されています。日中の強い眠気による居眠り運転は、本人だけでなく他者の命にも関わる問題です。僕は患者さんに「いびきの治療は、自分のためだけじゃなく、周りの人を守るためでもある」とお伝えしています。

検査の流れと診断のポイント

「もしかして自分も……」と思った方、安心してください。検査の流れはそこまで大変なものではありません。

診断のステップは大きく分けて2段階あります。

ステップ1は「簡易検査(パルスオキシメトリー+鼻腔気流センサー)」です。これは自宅で行える検査で、指にセンサーをつけて酸素飽和度を測定し、鼻にカニューレをつけて気流の変化を記録します。普段通りに自分のベッドで寝るだけなので、患者さんの負担はとても少ないです。僕のクリニックでもこの簡易検査を行っていて、結果は数日以内にお伝えできます。

ステップ2は「精密検査(ポリソムノグラフィー:PSG)」です。簡易検査で睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、より詳細な評価のために一泊入院して行う検査です。脳波、眼球運動、筋電図、心電図、呼吸気流、胸腹部の動き、血中酸素濃度などを同時に記録します。この検査でAHI(無呼吸低呼吸指数)が正確に算出され、重症度が確定します。

「一泊入院」と聞くと構えてしまう方もいますが、実際にはセンサーをつけて普通に寝るだけです。痛い検査は一切ありません。僕の経験では、「思ったより楽だった」という感想が圧倒的に多いです。

検査を受ける際の注意点としては、検査の前日はアルコールを控えること、普段通りの時間に寝ること、睡眠薬を使っている方は主治医と相談して対応を決めること——この3つを覚えておいてください。

CPAP療法——治療の中心となる方法

睡眠時無呼吸症候群の治療として、現在最も広く行われているのが「CPAP(シーパップ)療法」です。正式には「経鼻的持続陽圧呼吸療法」と言います。

仕組みはシンプルです。専用の装置から一定の圧力をかけた空気を鼻マスク(または鼻口マスク)を通して気道に送り込み、寝ている間に気道がつぶれないようにする——いわば「空気の添え木」のようなものです。

CPAP療法は中等症〜重症(AHI 20以上)の睡眠時無呼吸症候群に対して、健康保険が適用されます。月に1回の通院が必要で、自己負担は3割負担の方で月額約5,000円前後です。

「機械をつけて寝るなんて嫌だ」という反応は、正直かなり多いです(笑)。僕も気持ちはよく分かります。でも、実際に使い始めた患者さんからは「こんなに眠れたのは何年ぶりか分からない」「朝の頭痛がなくなった」「日中の眠気が嘘みたいに消えた」という声を本当にたくさんいただきます。効果を実感するまでの期間は個人差がありますが、早い方だと使い始めたその日の翌朝から違いを感じるのです。

ただ、CPAPには「継続すること」が何より大切です。途中でやめてしまうと、症状はすぐに元に戻ります。これは「根本的に治す」治療ではなく、「使っている間だけ効果がある」対症療法だからです。だからこそ、「自分に合ったマスクを見つけること」「圧力を適切に調整すること」「困ったことがあればすぐに相談すること」——この3つが長く続けるコツだと僕は考えています。

マウスピースや手術という選択肢

CPAPが標準治療ではありますが、すべての方にCPAPが最適とは限りません。軽症〜中等症の方や、どうしてもCPAPが合わない方には別の選択肢もあります。

一つは「口腔内装置(マウスピース)」です。これは歯科で作製するもので、下顎を前方に出した状態で固定することで、気道の閉塞を防ぎます。軽症〜中等症の方に対して有効性が認められていて、CPAPに比べると装着感が楽で持ち運びもしやすいというメリットがあります。ただ、重症の方に対してはCPAPほどの効果は期待できません。

もう一つは手術療法です。扁桃腺が大きく気道をふさいでいる場合の「口蓋扁桃摘出術」や、鼻の通りを改善する「鼻中隔矯正術」、軟口蓋を形成する「口蓋垂軟口蓋咽頭形成術(UPPP)」などがあります。小児の場合は扁桃・アデノイドの切除で劇的に改善することが多いです。

近年では「舌下神経電気刺激療法」という新しい治療法も注目されています。体内に小さなデバイスを埋め込んで、寝ている間に舌の筋肉に電気刺激を与えることで気道を開放するというものです。日本ではまだ普及段階ですが、今後の選択肢として覚えておいてもいいと思います。

どの治療法が自分に合うのかは、AHIの数値・症状の程度・気道の形・生活スタイルなどを総合的に見て判断する必要があります。「とりあえずCPAP」ではなく、一人ひとりに合った治療を一緒に考えていくことが大事なのです。

生活習慣の見直しが治療の土台になる

CPAPやマウスピースといった治療機器は強力な武器ですが、それだけに頼っていてはもったいないです。生活習慣を見直すことで、睡眠時無呼吸症候群の症状そのものを軽くできる可能性があります。

最もインパクトが大きいのは「体重の管理」です。体重を10%減らすことでAHIが約30〜50%改善するというデータがあります。僕の患者さんでも、8kgの減量に成功したことでAHIが40から18に改善し、CPAPの圧力を下げることができたケースがあります。根本的な改善に一番近い方法が「痩せること」なのです。

寝る前のアルコールを控えることも重要です。アルコールは気道の筋肉を弛緩させ、無呼吸の回数を増やします。「寝酒をしないと眠れない」という方もいますが、アルコールによる睡眠は質が低く、睡眠時無呼吸を悪化させる方向にしか働きません。

横向きで寝る習慣をつけることも効果があります。仰向けに寝ると舌が重力で喉の奥に落ち込みやすくなりますが、横向きだとそれが起きにくくなります。テニスボールをTシャツの背中に縫い付けて「仰向けに寝られなくする」という古典的な方法も、意外と効果があったりします(笑)。

禁煙も大切です。タバコの煙は気道の粘膜を刺激して腫れを引き起こし、気道を狭くします。喫煙者は非喫煙者に比べて睡眠時無呼吸症候群のリスクが約2.5倍になるという報告もあります。

家族やパートナーが気づいてくれることの大切さ

睡眠時無呼吸症候群の診断において、「隣で寝ている人の証言」は本当に大きな力を持っています。

自分のいびきは自分では聞こえません。自分の呼吸が止まっていることにも気づきません。でも、パートナーや家族は「ゴーゴーいびきをかいていたと思ったら、急に静かになって、しばらくしてまたガハッと息を吹き返す」という恐ろしい光景を目の当たりにしているのです。

僕の外来でも、奥さんに連れてこられた旦那さんが検査してみたらAHI 50以上の重症だった——というパターンは珍しくありません。むしろ「自分から来ました」という方のほうが少ないくらいです。

もし身近な方のいびきが気になったら、できればスマートフォンで録音してみてください。「いびきが途中で止まって、しばらく静かになってから再開する」というパターンがあれば、それは無呼吸のサインです。その録音を持って一緒に受診してもらえると、僕たち医師としても非常に助かります。

「いびきがうるさい」と怒るのではなく「心配だから一緒に病院に行こう」と声をかけてあげること。それが、大切な人の命を守る第一歩になるかもしれません。

睡眠時無呼吸症候群と上手に付き合っていくために

睡眠時無呼吸症候群は、多くの場合「完治する」という類いの病気ではありません。ただ、適切な治療と生活習慣の改善によって、症状をしっかりコントロールし、合併症のリスクを大幅に下げることは十分に可能です。

僕がいつも患者さんにお伝えするのは、「治療は長い付き合いになるけれど、続けた人と続けなかった人では5年後、10年後の健康状態がまるで違う」ということです。CPAPを毎晩使い続けている方の血圧は下がり、日中のパフォーマンスは上がり、交通事故のリスクも一般の方と同じレベルにまで下がるというデータがあります。

「機械をつけて寝るのは面倒くさい」「マスクが合わなくて起きてしまう」——そういった悩みは遠慮なく主治医に相談してください。マスクの種類を変えたり、圧力を微調整したり、加湿器を使ったり、解決策はいくつもあります。

僕自身、患者さんと一緒に「どうやったら長く続けられるか」を考えることが、この病気の治療で最も大切な部分だと感じています。一人で抱え込まず、僕たちと一緒に取り組んでいきましょう。そしてみなさんが毎朝すっきり目覚められる日が来るように、僕もしっかりサポートしていきたいと思います。

よくある質問(FAQ)

Q1. いびきをかいていたら必ず睡眠時無呼吸症候群ですか?

いいえ、いびき=睡眠時無呼吸症候群ではありません。いびきは気道が狭くなっているサインではありますが、無呼吸を伴わない「単純性いびき症」の方もたくさんいます。ただ、いびきが大きい方ほどリスクは高いので、気になる場合は一度検査を受けてみることをお勧めします。

Q2. 痩せていても睡眠時無呼吸症候群になりますか?

なります。日本人は骨格的に顎が小さい方が多く、痩せていても気道が狭くなりやすい構造を持っている場合があります。BMIが正常でも睡眠時無呼吸症候群と診断される方は全体の約20〜30%を占めるという報告があります。

Q3. 女性でも睡眠時無呼吸症候群になりますか?

もちろんです。男女比はおよそ3〜5:1で男性に多い病気ではありますが、女性も閉経後にホルモンバランスが変化することでリスクが上昇します。女性の場合は典型的な大いびきではなく、疲労感や不眠、気分の落ち込みといった症状で気づかれることも多いです。

Q4. 子どもでも睡眠時無呼吸症候群はありますか?

あります。小児の約2〜4%に見られると言われていて、多くの場合は扁桃腺やアデノイドの肥大が原因です。お子さんのいびき、口呼吸、寝相の悪さ、おねしょの増加などが気になる場合は、耳鼻咽喉科に相談してみてください。

Q5. CPAPはずっと使い続けなければいけませんか?

基本的にはそうです。CPAPは「使っている間だけ効果がある」治療法なので、やめれば症状は元に戻ります。ただ、大幅な減量に成功したり、手術で気道の構造を改善できた場合は、CPAPが不要になることもあります。定期的にAHIを再評価しながら、主治医と相談して判断していきましょう。

Q6. CPAPを使うと周囲がうるさくありませんか?

最近の機器はとても静かです。音量は約25〜30デシベル程度で、これは「ささやき声」や「静かな図書館」くらいの音です。むしろCPAPを使う前の大いびきのほうが、パートナーにとってはよほどうるさかったはずです。

Q7. 市販のいびき防止グッズは効果がありますか?

鼻腔拡張テープやいびき防止スプレーなど、さまざまな商品が出回っていますが、睡眠時無呼吸症候群に対して医学的に効果が証明されたものはほとんどありません。軽い鼻づまりによるいびきには多少の効果があるかもしれませんが、無呼吸を伴う場合は適切な医療機関での治療が必要です。

Q8. 検査費用や治療費はどのくらいかかりますか?

簡易検査は3割負担で約3,000〜4,000円、精密検査(PSG)は一泊入院で約15,000〜30,000円程度です。CPAP療法は月に1回の通院で約4,500〜5,000円(3割負担)です。いずれも健康保険が適用されますので、自費で高額になることはありません。

丸岡悠医師

監修医師

丸岡 悠

庄内プライベートクリニック 院長 / 医療法人丸岡医院 医師

1988年山形県酒田市生まれ。酒田南高校卒業後、獨協医科大学にて医師免許を取得。沖縄県立北部病院、日本海総合病院を経て現職。庄内プライベートクリニック院長として美容医療を担当し、丸岡医院では一般診療・施設診療・訪問診療にも携わっています。