麻疹後脳炎 – 感染症

麻疹後脳炎(measles encephalitis)とは、麻疹ウイルスの感染後に発生する深刻な合併症で、脳内に炎症が起きることで意識障害や痙攣といった神経症状を伴う重大な状態に陥ることがあります。

麻疹に感染してから約1週間ほど経過した頃に発症することが多く、初期症状は高熱や頭痛、嘔吐などです。

その後徐々に意識レベルの低下や異常行動、けいれんといった重篤な症状へと進行していきます。

この記事を書いた人
丸岡 悠(まるおか ゆう)
丸岡 悠(まるおか ゆう)
外科医

1988年山形県酒田市生まれ。酒田南高校卒業後、獨協医科大学(栃木)にて医師免許取得。沖縄県立北部病院、独立行政法人日本海総合病院を経て現職(医療法人丸岡医院)。

麻疹後脳炎の種類(病型)

麻疹後脳炎は急性脳炎、急性播種性脳脊髄炎(ADEM)、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)という病型に分類されます。

急性脳炎

急性脳炎は麻疹ウイルスが直接的に脳に影響を与えることで引き起こされる炎症性疾患です。

この病型は麻疹感染後の比較的早い段階で現れることが多く、通常は発疹が出現してから1週間以内に症状が出始めます。

急性脳炎の主な特徴は脳組織における急激な炎症反応で、神経細胞の働きが阻害されたり、損傷を受けたりする恐れがあります。

急性播種性脳脊髄炎(ADEM)

急性播種性脳脊髄炎(ADEM)は麻疹感染後に免疫系が過剰に反応することによって引き起こされる脱髄性の疾患です。

この病型は一般的に麻疹の症状が良くなってから数日から数週間後に発症することが多く、中枢神経系全体に広範囲にわたる炎症を引き起こします。

ADEMでは主に脳と脊髄の白質部分が影響を受け、神経線維を包んでいるミエリン鞘が傷つくことがあります。

病型発症時期主な特徴
急性脳炎発疹出現後1週間以内脳組織の急激な炎症
ADEM麻疹症状改善後数日~数週間中枢神経系全体の広範囲な炎症

亜急性硬化性全脳炎(SSPE)

亜急性硬化性全脳炎(SSPE)は麻疹後脳炎の中でも最も深刻な形態であり、麻疹ウイルスが体内に長期間潜伏することによって引き起こされる進行性の神経変性疾患です。

この病型は麻疹に感染してから数年、時には10年以上経ってから発症することがあり、進行は緩やかですが確実に脳の機能を低下させていきます。

SSPEの特徴

  • 長期潜伏期間
  • 進行性の認知機能障害
  • 運動機能の低下
  • 発作や不随意運動の出現

各病型の比較

麻疹後脳炎の3つの主要な病型では、それぞれ異なる特徴と経過を示します。

病型潜伏期間進行速度予後
急性脳炎短い(数日~1週間)急速比較的良好
ADEM中程度(数日~数週間)中程度多くの場合改善
SSPE長い(数年~10年以上)緩徐進行性で予後不良

麻疹後脳炎の主な症状

麻疹後脳炎は、急性脳炎、急性播種性脳脊髄炎(ADEM)、亜急性硬化性全脳炎(SSPE)それぞれで、異なる症状が現れます。

急性脳炎の症状

急性脳炎は、麻疹感染から約1週間後に発症し、症状は、突如の高熱や頭痛、嘔吐などです。

その後、意識障害や痙攣、錯乱状態といった神経症状へと進展し、深刻な事例では昏睡状態に陥ることもあります。

加えて、項部硬直や光に対する過敏反応など、髄膜刺激症状が観察されることがあります。

急性脳炎の主な症状

初期症状進行期症状
高熱意識障害
頭痛痙攣
嘔吐錯乱状態
倦怠感昏睡

急性播種性脳脊髄炎(ADEM)の症状

ADEMは通常、麻疹感染から1〜2週間経過後に発症する病型です。

最初に発熱や頭痛、倦怠感などが現れ、その後、運動障害、感覚障害、視力障害など、多様な神経症状が急速に進行していきます。

特に注意を要する症状

  • 片麻痺や四肢麻痺などの運動機能の低下
  • 視神経炎に起因する視力の悪化
  • 小脳機能障害によるふらつきや協調運動の困難
  • 排尿・排便コントロールの障害

ADEMの症状は中枢神経系全体に及ぶため、個々の患者さんによって症状の組み合わせや重症度に違いがあります。

亜急性硬化性全脳炎(SSPE)の症状

SSPEは麻疹感染から数年、あるいは10年以上経過してから発症する非常にまれな病型です。

初期段階では学習能力の低下や行動パターンの変化など、気づきにくい症状が多く、時間とともに症状は悪化し、段階を経て重篤化していきます。

病期主な症状
第1期性格変化、学習障害、記憶障害
第2期ミオクローヌス発作、失調、視力障害
第3期痙直性麻痺、嚥下障害、言語障害、無動無言
第4期昏睡状態、自律神経障害

SSPEの症状進行は緩やかですが、進行性で元に戻ることが困難な経過をたどるケースが多く、早い段階での発見と対応が重要です。

麻疹後脳炎の原因・感染経路

麻疹後脳炎は、麻疹ウイルスが直接的または間接的に脳に作用することで引き起こされます。

麻疹ウイルスの特徴

麻疹ウイルスはパラミクソウイルス科に分類される一本鎖RNAウイルスです。

極めて高い感染力を持ち、主に呼吸器系から侵入し、気道上皮細胞内で増殖した後、体全体に広がっていきます。

麻疹ウイルスの特筆すべき点として、免疫系細胞に対する高い親和性があり、特にT細胞やB細胞、そしてマクロファージに感染する傾向があります。

麻疹後脳炎の発症メカニズム

麻疹後脳炎が起こる過程には、主に二つの経路があります。

一つは麻疹ウイルスが脳に直接侵入して起こる急性脳炎で、もう一つはウイルス感染後の免疫反応によって生じる自己免疫性の脳炎です。

発症メカニズム特徴主な病型
直接的侵入ウイルスが脳に直接侵入急性脳炎
免疫反応感染後の免疫系の過剰反応ADEM, SSPE

急性脳炎の際は、ウイルスが血液脳関門を突破して脳実質に入り込み、神経細胞や神経膠細胞に感染することで炎症反応を引き起こします。

急性播種性脳脊髄炎(ADEM)や亜急性硬化性全脳炎(SSPE)などの免疫が関与する脳炎では、ウイルス感染後の免疫系の行き過ぎた反応や長期的な感染が原因です。

感染経路と伝播

麻疹ウイルスが広がる主な経路

  • 飛沫感染:感染者の咳やくしゃみによる飛沫を吸い込む
  • 接触感染:ウイルスが付着したものに触れた後、口や鼻、目を触る
  • 空気感染:ウイルスを含む微細な粒子が空気中を漂い、それを吸入する

麻疹ウイルスは非常に感染力が強く、感染者の周囲約2メートル以内にいる感受性のある人のうち90%以上が感染します。

感染力が最も高まるのは発疹が現れる4日前から4日後までの期間で、この時期に対策を講じることが感染拡大を防ぐうえで大切です。

脳への影響メカニズム

麻疹ウイルスが脳に影響を及ぼす仕組みは複雑で、まだ全容は明らかになっていませんが、いくつかの重要な要素が分かっています。

影響メカニズム説明
直接的細胞傷害ウイルスが神経細胞に感染し、細胞死を引き起こす
免疫介在性損傷過剰な免疫反応により、脳組織が傷害される
持続感染ウイルスが長期間潜伏し、緩徐に進行する神経変性を引き起こす

直接的細胞傷害:ウイルスが神経細胞内に侵入して増殖し、細胞の働きを妨げたり細胞死を招いたりします。

免疫介在性損傷:ウイルス感染に対する免疫系の過剰な反応が脳組織を攻撃し、炎症や脱髄が起こります。

持続感染:ウイルスが長期にわたって脳内に潜伏し、ゆっくりと進行する神経変性を引き起こすことがあります。

麻疹後脳炎の発症リスク因子

麻疹後脳炎が発症するリスクは、さまざまな要因によって左右されます。

年齢は主要なリスク因子の一つで、5歳未満の幼児と20歳以上の成人で発症リスクが高いです。

さらに、栄養状態や免疫機能の状況も発症リスクに影響を与え、栄養不良や免疫力が低下している人はより高いリスクが高くなります。

診察(検査)と診断

麻疹後脳炎を正確に診断するためには、問診、神経学的診察、そして検査を組み合わせます。

問診と初期評価

診断に際しては、患者さんや家族から、麻疹の感染歴、予防接種の有無、症状が現れた時期や推移などについて、聞き取りを行います。

特に、麻疹に感染してからどのくらい時間が経過したか、神経症状がいつ頃から現れ、どのように進行しているかという情報は、診断を進めるうえで極めて重要な手がかりです。

神経学的診察

神経学的診察では、患者さんの意識状態、脳神経の働き、運動能力、感覚機能、反射、体の動きの協調性などをチェックします。

神経学的診察で特に注意深く評価される項目

評価項目確認内容
意識レベル覚醒度、反応性
脳神経機能視力、聴力、顔面運動など
運動機能筋力、筋緊張、不随意運動
感覚機能触覚、痛覚、温度覚
反射深部腱反射、病的反射
協調運動指鼻試験、踵膝試験

これらの評価を通じて、脳炎の存在や程度、影響を受けている脳の領域などを推測します。

画像検査

神経症状の原因を特定し、脳の状態を視覚的に把握するために、画像検査が行われます。

主に利用される画像検査

  • MRI(磁気共鳴画像)検査:脳の微細な構造を観察し、炎症や浮腫の有無を確認
  • CT(コンピュータ断層撮影)検査:出血や腫瘍などの他の疾患を除外するために使用
  • SPECT(単一光子放射断層撮影):脳血流の状態を評価

中でもMRI検査は、麻疹後脳炎の診断に非常に有効で、T2強調画像やFLAIR画像において高信号域として炎症部位を捉えます。

髄液検査

髄液検査は、腰椎穿刺によって採取された髄液を分析する検査で、中枢神経系の炎症の有無や程度を直接的に評価することが可能です。

麻疹後脳炎で観察される典型的な髄液所見

検査項目典型的な所見
細胞数増加(主にリンパ球)
蛋白軽度〜中等度上昇
正常〜軽度低下
IgG指数上昇
オリゴクローナルバンド陽性のことがある

補助的検査

脳波検査(EEG)は、脳の電気的活動を記録し、てんかん様放電や全般性徐波など、脳炎に特徴的な異常を捉え、血液検査では、麻疹ウイルスに対する抗体価の測定や、炎症の指標となるマーカーの評価が実施されます。

麻疹後脳炎の治療法と処方薬、治療期間

麻疹後脳炎に対する治療は、ウイルスの増殖を抑え、炎症を制御し、脳機能を守ることが主な目標で、抗ウイルス薬、免疫抑制剤、対症療法を組み合わせた総合的なアプローチが求められます。

抗ウイルス療法

麻疹ウイルスの増殖を抑え、脳への直接的な損傷を減らすために使用されるのが、抗ウイルス薬です。

リバビリンやインターフェロンが用いられることもありますが、効果についてはさまざまな意見があります。

抗ウイルス薬投与方法主な作用
リバビリン静脈内投与ウイルスRNA合成阻害
インターフェロン皮下注射免疫系活性化

これらの薬は、特に急性期の脳炎で使われることが多く、通常5〜10日間投与されます。

免疫調節療法

麻疹後脳炎では、過剰な免疫反応が脳組織を傷つける恐れがあるため、免疫調節療法が重要な役割を果たし、主に用いられるのは、ステロイド薬や免疫グロブリン療法です。

高用量のメチルプレドニゾロンを静脈内に投与し(1000mg/日、3〜5日間)、その後経口プレドニゾロンに切り替えて徐々に減量していきます。

免疫グロブリン療法は、特に急性播種性脳脊髄炎(ADEM)の治療に効果があるとされ、通常0.4g/kg/日を5日間投与します。

対症療法

麻疹後脳炎の患者さんは、さまざまな神経症状や合併症が現れるため、それぞれの症状に合わせた対症療法が必要です。

主な対症療法

  • 抗けいれん薬(てんかん発作を防ぎ、治療する)
  • 脳浮腫軽減薬(マンニトールなど)
  • 鎮静薬(落ち着きのない状態を管理する)
  • 人工呼吸器管理(呼吸機能が低下した時)

治療期間と経過観察

麻疹後脳炎の治療期間

病型平均治療期間経過観察期間
急性脳炎2〜4週間3〜6ヶ月
ADEM4〜8週間6〜12ヶ月
SSPE数ヶ月〜数年生涯

急性脳炎や急性播種性脳脊髄炎(ADEM):集中治療室で1〜2週間ほど管理され、その後一般病棟で治療します。退院後も定期的に通院し、神経の状態を確認しリハビリを続けます。

亜急性硬化性全脳炎(SSPE):長期的な治療と管理が必要で、抗ウイルス薬や免疫調節薬を続けて使用し、てんかん発作をコントロールしたり、栄養管理を行ったりします。

予後と再発可能性および予防

麻疹後脳炎からの回復は、早く見つけて治療を始めることが良い結果につながり、再び発症するリスクは低く、予防接種で防ぐのが最も効果的です。

予後の概要

麻疹後脳炎の回復に影響を与える主な要因

回復に良い影響を与える要因回復に悪い影響を与える要因
早期発見・治療発見・治療の遅れ
若い年齢高齢
併発症なし重い併発症あり
軽い神経の症状重い神経の症状

回復の程度は患者さんによって大きく違い、完全に元の状態に戻る人もいれば、神経に関する後遺症が長く残る人もいます。

回復の過程と後遺症

麻疹後脳炎から回復するには通常、数週間から数か月かかり、急性の症状が落ち着いた後も、後遺症が残ることがあります。

  • 物事を覚えにくくなる
  • 学習に困難を感じる
  • てんかんの発作が起こる
  • 体を思い通りに動かしにくくなる
  • 見えにくくなる
  • 聞こえにくくなる

回復の段階では、体の機能を取り戻すリハビリ、日常の動作を練習するリハビリ、言葉の訓練をするリハビリなどが重要です。

再発のリスク

麻疹後脳炎が再び起こるリスクは低く、これは、麻疹のウイルスに一度感染すると、通常は生涯にわたる免疫ができるためです。

予防の重要性

麻疹後脳炎を防ぐには、麻疹そのものを予防することが最も効果的で、予防の中心となるのは、麻疹・風疹混合(MR)ワクチンを接種することです。

予防接種スケジュール

  • 1歳の時に1回目を接種
  • 小学校に入学する前の年に2回目を接種

ワクチンを接種することで、麻疹に感染するリスクを大幅に減らし、結果として麻疹後脳炎になる可能性も低くできます。

麻疹後脳炎の治療における副作用やリスク

麻疹後脳炎の治療にはさまざまな副作用やリスクが伴うため、患者さんの状態を細かく観察しながら、慎重に治療を進めていきます。

抗ウイルス薬の副作用

抗ウイルス薬は麻疹後脳炎の治療に使われ、副作用が報告されています。

リバビリン:主に、貧血、疲れやすさ、吐き気、頭痛などが見られ、長く使い続けると甲状腺の働きが低下したり、生殖機能に影響が出たりする心配があります。

インターフェロン:インフルエンザのような症状(熱が出る、筋肉が痛む、体がだるい)、落ち込みやすくなる、甲状腺の働きが変わるなどの副作用が知られており、特に心の状態への影響に気をつける必要があります。

抗ウイルス薬主な副作用注意点
リバビリン貧血、疲れやすさ、吐き気長期使用での生殖機能への影響
インターフェロンインフルエンザのような症状、落ち込みやすくなる心の状態への影響に注意

副作用は、多くの場合一時的なもので、薬の量を減らしたり使うのをやめたりすると良くなります。

ステロイド療法のリスク

ステロイドは短期間の使用でも、胃腸の不調、眠れなくなる、気分が変わりやすくなる、血糖値が高くなるなどの症状が現れることがあります。

長く使い続けると、骨がもろくなる、感染症にかかりやすくなる、副腎の働きが弱まる、白内障になりやすいなどのリスクが高まります。

特に子どもの患者さんでは、成長が遅れたり、免疫の働きが弱くなったりすることに注意が必要です。

ステロイドを急にやめると副腎の機能が低下する可能性があるため、慎重に量を減らしていきます。

免疫グロブリン療法の副作用

免疫グロブリン療法は比較的安全な治療法とされていますが、いくつかの副作用が報告されています。

主な副作用

  • 頭痛
  • 熱が出る
  • 吐き気
  • 筋肉の痛み
  • アレルギー反応

まれですが、血液が固まりやすくなったり腎臓の働きが悪くなったりする重い副作用も報告されており、特に高齢の方や腎臓の機能が低下している方では注意が必要です。

治療法よくある副作用重大な副作用
免疫グロブリン療法頭痛、熱が出る、吐き気血液が固まりやすくなる、腎臓の働きが悪くなる

副作用は、薬を入れるスピードを調整したり、水分補給をしたりすることで軽くなることがあります。

対症療法に伴うリスク

麻疹後脳炎の症状をやわらげる治療にも、リスクがあります。

けいれんを抑える薬:眠くなる、めまいがする、物事を考えたり覚えたりする力が低下するなどの副作用があり、特に高齢の方では転倒するリスクが高くなる。

脳のむくみを軽くする薬(マンニトールなど):体内の塩分バランスが崩れたり腎臓の働きが悪くなったりする可能性がある。

落ち着かせる薬:呼吸が弱くなったり血圧が下がったりするリスクがあり、人工呼吸器を使っている患者さんには慎重に使用。

治療費について

治療費についての留意点

実際の治療費(医療費)が以下説明より高額になるケースが多々ございます。以下記載内容について当院では一切の責任を負いかねます事を予めご了承下さい。

麻疹後脳炎の治療費は、症状の重症度や入院期間によって異なりますが、数十万円から数百万円に及び、高額になる傾向があります。

初診料と再診料

初診料は通常3,000円から5,000円程度で、再診料は約700円から1,000円です。

検査費用

MRIやCTスキャンなどの画像検査は1回あたり10,000円から30,000円、脳波検査は5,000円から10,000円程度かかります。

入院費用

一日あたりの入院基本料は約10,000円から30,000円です。

薬剤費と処置費

抗ウイルス薬や免疫抑制剤などの薬剤費は、1日あたり数千円から数万円かかります。

費用項目概算金額
初診料3,000円〜5,000円
再診料700円〜1,000円
MRI検査10,000円〜30,000円
入院基本料(1日)10000円〜30,000円

以上

References

Fisher DL, Defres S, Solomon T. Measles-induced encephalitis. QJM: An International Journal of Medicine. 2015 Mar 1;108(3):177-82.

Ferren M, Horvat B, Mathieu C. Measles encephalitis: towards new therapeutics. Viruses. 2019 Nov 2;11(11):1017.

Johnson RT, Griffin DE, Hirsch RL, Wounsky JS, Roedenbeck S, de Soriano IL, Vaisberg A. Measles encephalomyelitis—clinical and immunologic studies. New England Journal of Medicine. 1984 Jan 19;310(3):137-41.

Aicardi J, Goutieres F, Arsenio-Nunes ML, Lebon P. Acute measles encephalitis in children with immunosuppression. Pediatrics. 1977 Feb 1;59(2):232-9.

Ter Meulen V, Käckell Y, Müller D, Katz M, Meyermann R. Isolation of infectious measles virus in measles encephalitis. The Lancet. 1972 Dec 2;300(7788):1172-5.

APPELBAUM E, Dolgopol VB, DOLGIN J. Measles encephalitis. American Journal of Diseases of Children. 1949 Jan 1;77(1):25-48.

Mustafa MM, Weitman SD, Winick NJ, Bellini WJ, Timmons CF, Siegel JD. Subacute measles encephalitis in the young immunocompromised host: report of two cases diagnosed by polymerase chain reaction and treated with ribavirin and review of the literature. Clinical infectious diseases. 1993 May 1;16(5):654-60.

Bitnun A, Shannon P, Durward A, Rota PA, Bellini WJ, Graham C, Wang E, Ford-Jones EL, Cox P, Becker L, Fearon M. Measles inclusion-body encephalitis caused by the vaccine strain of measles virus. Clinical Infectious Diseases. 1999 Aug 15;29(4):855-61.

Lee KY, Cho WH, Kim SH, Kim HD, Kim IO. Acute encephalitis associated with measles: MRI features. Neuroradiology. 2003 Feb;45:100-6.

FOX MJ, KUZMA JF, STUHLER JD. Measles encephalomyelitis. AMA American Journal of Diseases of Children. 1953 Apr 1;85(4):444-50.

免責事項

当記事は、医療や介護に関する情報提供を目的としており、当院への来院を勧誘するものではございません。従って、治療や介護の判断等は、ご自身の責任において行われますようお願いいたします。

当記事に掲載されている医療や介護の情報は、権威ある文献(Pubmed等に掲載されている論文)や各種ガイドラインに掲載されている情報を参考に執筆しておりますが、デメリットやリスク、不確定な要因を含んでおります。

医療情報・資料の掲載には注意を払っておりますが、掲載した情報に誤りがあった場合や、第三者によるデータの改ざんなどがあった場合、さらにデータの伝送などによって障害が生じた場合に関しまして、当院は一切責任を負うものではございませんのでご了承ください。

掲載されている、医療や介護の情報は、日付が付されたものの内容は、それぞれ当該日付現在(又は、当該書面に明記された時点)の情報であり、本日現在の情報ではございません。情報の内容にその後の変動があっても、当院は、随時変更・更新することをお約束いたしておりませんのでご留意ください。