HTLV-1感染症

HTLV-1感染症(human T-cell leukemia virus type 1 infection)とは、ヒトT細胞白血病ウイルス1型が引き起こす慢性的な感染症です。

この感染症は主に母乳を通じて母親から子どもへ、また性行為や輸血によって感染します。体内に入ったウイルスは長期間潜伏するのが特徴的です。

多くの感染者は無症状のまま過ごしますが、一部の方では成人T細胞白血病リンパ腫やHTLV-1関連脊髄症といった重篤な合併症を発症する可能性があります。

日本国内では、特に九州南部や沖縄地方で感染率が高いことが報告されています。

この記事を書いた人
丸岡 悠(まるおか ゆう)
丸岡 悠(まるおか ゆう)
外科医

1988年山形県酒田市生まれ。酒田南高校卒業後、獨協医科大学(栃木)にて医師免許取得。沖縄県立北部病院、独立行政法人日本海総合病院を経て現職(医療法人丸岡医院)。

HTLV-1感染症の種類(病型)

HTLV-1感染症は、無症候性キャリア、成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL/ATLL)、HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)、その他のHTLV-1関連疾患という4つの主な病型に分けられます。

無症候性キャリア

無症候性キャリアとは、HTLV-1に感染しているにもかかわらず、はっきりとした症状が現れない感染者のことです。

体内にウイルスを持っているものの、普段の生活に影響するような健康上の問題は起きておらず、通常の健康診断でも異常が見つかることはほとんどありません。

ただし、無症候性キャリアでも他者への感染源となる可能性があります。

成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL/ATLL)

成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL/ATLL)は、HTLV-1感染症の中でも特に深刻な病型の一つです。

この病型では、HTLV-1に感染したT細胞が異常に増殖し、主に大人になってから発症します。

ATL/ATLLは、経過や特徴によってさらに細かく分類され、急性型、リンパ腫型、慢性型、くすぶり型などのサブタイプが知られています。

ATL/ATLLのサブタイプ主な特徴
急性型急速な進行、高い致死率
リンパ腫型リンパ節腫脹が顕著
慢性型比較的緩やかな進行
くすぶり型症状が軽微で進行が遅い

HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)

HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)は、HTLV-1感染が原因で起こる神経系の病気です。

ウイルスが脊髄に炎症を引き起こすことで発症し、おもに下半身の動きや感覚に影響が出ます。

ウイルスが直接作用するというよりも、感染に対する体の免疫反応が関係しています。

その他のHTLV-1関連疾患

HTLV-1感染症は、主な病型以外にもさまざまな問題を起こす可能性があります。

  • ぶどう膜炎
  • 関節炎
  • 皮膚疾患
  • 甲状腺機能異常
  • 肺疾患

これらの関連疾患は、HTLV-1感染と直接的または間接的につながりがあるのか、どのように発症するのか、などについてさらに研究を進める必要があります。

HTLV-1感染症の主な症状

HTLV-1感染症の症状は、無症状の状態から重篤な合併症まで幅広く、感染者の約95%は症状が現れないまま過ごすものの、一部の方では深刻な健康問題を引き起こすことがあります。

無症候性キャリア

無症候性キャリアの方は、通常の日常生活を送ることができ、特別な治療を必要としません。

ただし、症状がなくても他の人への感染リスクはあるため、定期的な健康診断と予防措置が大切です。

成人T細胞白血病/リンパ腫(ATL/ATLL)

ATL/ATLLは、HTLV-1感染症の中でも最も深刻な合併症の一つで、感染者の約3-5%に発症します。

主な症状

  • 発熱
  • 倦怠感
  • リンパ節腫脹
  • 皮膚病変(紅斑、結節など)
  • 肝臓や脾臓の腫大
病型主な症状
急性型高熱、全身倦怠感、リンパ節腫脹
リンパ腫型リンパ節腫脹、肝脾腫
慢性型軽度のリンパ球増加、皮膚病変
くすぶり型無症状または軽度の症状

急性型やリンパ腫型では症状が急速に進行する一方で、慢性型やくすぶり型では比較的緩やかな経過をたどります。

HTLV-1関連脊髄症(HAM/TSP)

HAM/TSPは、HTLV-1感染者の約0.25-3.8%に発症する神経学的合併症です。

主な症状

  • 下肢の筋力低下や痙性麻痺
  • 歩行障害
  • 膀胱直腸障害
  • 感覚障害(しびれ感など)
症状特徴
運動障害徐々に進行する下肢の筋力低下、歩行困難
感覚障害下肢のしびれ感、痛み、温度感覚の低下
自律神経障害排尿障害、便秘、性機能障害

症状は通常ゆっくりと進行し、年齢とともに悪化する傾向があります。

その他のHTLV-1関連疾患

HTLV-1感染症は、上記以外にもさまざまな合併症が起こることがあります。

代表的な合併症

  • ぶどう膜炎:目の炎症による視力障害や眼痛
  • 関節炎:関節の痛みや腫れ
  • 肺疾患:間質性肺炎などの呼吸器症状
  • 皮膚疾患:感染性皮膚炎や皮膚の乾燥

HTLV-1感染症の原因・感染経路

HTLV-1感染症は、ヒトT細胞白血病ウイルス1型(HTLV-1)というレトロウイルスによって引き起こされ、主に母から子へ、性行為、輸血の3つの方法で広がります。

ウイルスの特性

HTLV-1は、感染者のT細胞、特にCD4陽性T細胞に感染し長期間潜伏できる、レトロウイルス科デルタレトロウイルス属に分類されるウイルスです。

このウイルスは、他のレトロウイルスと同じように、逆転写酵素を持ち、宿主細胞のDNAに入り込むことで、長く続く感染を引き起こします。

HTLV-1の遺伝子の構造は複雑で、普通のウイルス遺伝子に加えて、特別な調節遺伝子を持っており、感染した細胞の増え方や働きの異常に関係しています。

HTLV-1の主な遺伝子働き
gagウイルス粒子の形を作るタンパク質
pol逆転写酵素など
envウイルスの外側を覆うタンパク質
tax遺伝子の働きを活発にする
rexメッセンジャーRNAを核の外に運ぶ

母子感染

母から子への感染は、HTLV-1の主な広がり方の一つで、長い間母乳で育てると起こりやすいです。

感染したお母さんから生まれた赤ちゃんのうち、母乳で育てた場合、約20%が感染すると報告されていますが、粉ミルクや短い期間の母乳で育てると感染する確率は下がります。

母乳の中に含まれるHTLV-1に感染した細胞が、赤ちゃんの腸の粘膜を通って体の中に入ることで感染が起きるのです。

性行為感染

性行為を通じたHTLV-1の感染は、長い間のパートナー関係の中で少しずつ起こる可能性があります。

男性から女性への感染がより起こりやすく、感染した人の精液の中にHTLV-1に感染した細胞が含まれていることが原因です。

性行為による感染は、一回の接触で起こる確率は低く、長い期間の関係で徐々に感染するリスクが高まります。

輸血感染

昔は輸血によるHTLV-1感染が問題になっていましたが、1986年以降、日本ではHTLV-1抗体スクリーニング検査が始まり、輸血による感染のリスクは大きく下がりました。

しかし、まれに、感染したばかりでスクリーニング検査では見つけられない状態(ウィンドウピリオド)の血液が使われることがあるので、注意が必要です。

感染経路主な特徴
母から子へ長く母乳で育てると感染しやすい
性行為長い関係の中で少しずつ感染する
輸血検査によってリスクが大きく下がった

診察(検査)と診断

HTLV-1感染症の診断は、血液検査を主軸とした段階的なアプローチで行われ、スクリーニング検査から確定診断に至るまで、複数のステップを経て慎重に進められます。

スクリーニング検査

HTLV-1感染症のスクリーニング検査は、主に抗体検査です。

この検査では、血液中のHTLV-1に対する抗体の有無を調べることで、感染の可能性を判断します。

代表的なスクリーニング検査方法は、粒子凝集法(PA法)や化学発光酵素免疫測定法(CLEIA法)です。

検査方法特徴
PA法感度が高く、大量検体の処理に適している
CLEIA法高感度で自動化が可能、迅速な結果が得られる

確認検査

スクリーニング検査で陽性反応が出た際には、偽陽性の可能性を排除するため、より特異性の高い確認検査を行います。

確認検査の代表的な方法

  • ウエスタンブロット法(WB法)
  • ラインブロット法(LIA法)
  • 蛍光抗体法(IF法)

これらの検査は、ウイルスの特定のタンパク質に対する抗体を検出することで、より正確な診断を実現します。

核酸増幅検査

確認検査でも結果が明確でない場合や、より詳細な診断が必要な際には、PCR法などの核酸増幅検査を実施することがあります。

この検査では、HTLV-1のウイルス遺伝子を直接検出することで、感染の有無を判断します。

検査名検出対象特徴
定性PCRウイルス遺伝子の有無感染の確定診断に有用
定量PCRウイルス量病態の進行や治療効果の評価に使用

核酸増幅検査は高感度で特異性が高いです。

臨床診断

HTLV-1関連疾患の診断では、上記の検査結果に加えて、臨床症状や画像診断などの総合的な評価が欠かせません。

特に、ATL/ATLLやHAM/TSPなどの関連疾患の診断には、以下のような検査が追加で行われることがあります。

  • 血液検査(血球数、生化学検査など)
  • 画像検査(CT、MRIなど)
  • 病理検査(リンパ節生検など)

これらの検査結果を総合的に判断し、最終的な診断が下されます。

フォローアップ検査

HTLV-1感染が確認された場合、定期的なフォローアップ検査が大切です。

フォローアップで実施される検査

  • 血液検査(リンパ球数、LDH値など)
  • 画像検査(胸部X線、腹部エコーなど)
  • 神経学的検査(HAM/TSPの評価)

HTLV-1感染症の治療法と処方薬、治療期間

HTLV-1感染症の治療は、症状がない人の管理から、ATL/ATLLやHAM/TSPといった関連病気への積極的な治療まで、患者さんの状態に応じてさまざまな方法があります。

無症候性キャリアの管理

症状がない感染者(無症候性キャリア)の場合、通常は直接的な治療を行わず、定期的に状態を確認することが主な対応です。

多くの無症候性キャリアが一生涯にわたって症状を発症しないことが分かっているためで、定期的な健康診断や血液検査を通じて、病気の進行や関連疾患の発症を早く見つけます。

無症候性キャリアに対しては、特に母子感染や性行為による感染を防ぐための指導が欠かせません。

ATL/ATLLに対する治療

ATL/ATLLの治療は、病気の種類や患者さんの状態によって異なりますが、一般的には抗がん剤治療、造血幹細胞移植、分子標的療法などです。

急性型やリンパ腫型に対しては、複数の抗がん剤を組み合わせた治療が基本となり、VCAP-AMP-VECP療法やmLSG15療法などの治療法が使用されます。

治療法主な対象特徴
抗がん剤治療急性型、リンパ腫型複数の薬を組み合わせて使う
造血幹細胞移植抗がん剤治療後の若い患者長く効果が続く可能性がある
分子標的療法再発した患者や治療が難しい患者CCR4抗体などを使用

抗がん剤治療を受けた若い患者さんには造血幹細胞移植が検討されます。

また、再発した患者さんや治療が難しい患者さんに対しては、CCR4抗体であるモガムリズマブなどの分子標的薬が使われることも。

ATL/ATLLの治療期間は、抗がん剤治療の場合は通常数ヶ月から半年程度、造血幹細胞移植を行う場合はさらに長くかかることがあります。

HAM/TSPに対する治療

HAM/TSPの治療は、主に症状をやわらげることと病気の進行を抑えることが目的です。

ステロイド薬による治療が基本で、短期間の高い量の治療や長期間の少ない量の治療が行われます。

また、インターフェロンαの使用も試みられており、一部の患者さんで効果があったと報告されています。

治療法目的使い方
ステロイド薬炎症を抑える、症状を和らげる高い量を短期間or少ない量を長期間
インターフェロンαウイルスの増殖を抑える皮膚の下に注射する

その他のHTLV-1関連疾患の治療

HTLV-1関連ぶどう膜炎やHTLV-1関連関節炎などの関連疾患に対しては、それぞれの症状に合わせた治療が中心です。

ぶどう膜炎に対してはステロイド点眼薬や免疫抑制薬が使われ、関節炎に対しては非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)やステロイド薬が用いられます。

予後と再発可能性および予防

HTLV-1感染症の経過は、症状が全く現れないケースから深刻な合併症を発症するケースまでさまざまです。

無症候性キャリアの経過

無症候性キャリアの多くは、一生涯にわたって症状が現れません。

ただし、感染者の一部では年間約0.5-1%の確率で関連疾患を発症するリスクがあります。

関連疾患一生涯での発症リスク
ATL/ATLL約3-5%
HAM/TSP約0.25-3.8%

ATL/ATLLの経過と再発の可能性

ATL/ATLLの経過は、急性型やリンパ腫型は一般的に予後があまり良くないですが、治療法の進歩により、生存期間が延びてきています。

病型平均的な生存期間
急性型約8-10ヶ月
リンパ腫型約10-13ヶ月
慢性型約2-5年
くすぶり型長期間の生存が期待できる

ATL/ATLLは再発のリスクが高く、急性型やリンパ腫型では、最初の治療後に再び病気が現れる確率が高いです。

HAM/TSPの経過

HAM/TSPは徐々に進行し、発症してから10年ほど経つと、約半数の患者さんが歩行を補助する道具が必要になりますが、個人差があり、ゆっくりと進む場合もあれば、早く進む場合もあります。

経過年数歩行補助具を使用する割合
発症後10年約50%
発症後20年約70%

その他のHTLV-1関連疾患の経過

HTLV-1関連ぶどう膜炎や関節炎などのその他の関連疾患の経過は、一般的には良好です。

ただし、長く症状が続くことが多いため、長期的な管理が必要となります。

HTLV-1感染症の予防

HTLV-1感染症の予防法

  • 母親から子どもへの感染の予防
  • 性行為による感染の予防
  • 輸血による感染の予防

特に母親から子どもへの感染を防ぐことが重要で、以下のような対策が取られています。

  • 妊婦健診でHTLV-1抗体の検査を行う
  • 感染している母親からは短い期間だけ授乳するか、人工的に栄養を与えることを勧める
  • 母乳を凍らせて解凍する処理を行う

HTLV-1感染症の治療における副作用やリスク

HTLV-1感染症の治療では、病気の状態に応じてさまざまな副作用やリスクが生じる可能性があり、患者さんの日常生活や治療の継続に大きく影響することがあります。

化学療法に伴う副作用

ATL/ATLLに対する化学療法では、抗がん剤が正常な細胞にも影響を与えることが原因で、患者さんの体と心の健康に深刻な影響を及ぼすことがあります。

主な副作用は、骨髄抑制、胃腸の問題、髪の毛が抜けること、感染しやすくなることなどです。

特に骨髄抑制は命に関わる合併症につながる可能性があるため、注意深く観察する必要があります。

副作用影響対策
骨髄抑制感染しやすくなる、貧血輸血、G-CSF投与
胃腸の問題食欲がなくなる、吐き気吐き気止め、栄養サポート
髪の毛が抜ける見た目の変化、心理的なストレスかつらの使用、心のケア

造血幹細胞移植に関連するリスク

ATL/ATLLに対する造血幹細胞移植は、長期間症状が落ち着く可能性がある一方で、重大なリスクを伴う治療法です。

移植後すぐの主なリスクには、生着不全、急性移植片対宿主病(GVHD)、重い感染症などがあり、命に関わる可能性があります。

また、長期的なリスクとして慢性GVHDがあり、患者さんの生活の質を大きく下げることがあります。

リスク起こる時期影響
生着不全移植後すぐ血液を作る機能が回復しない
急性GVHD移植後100日以内皮膚、肝臓、腸の障害
慢性GVHD移植後100日以降多くの臓器の機能障害

リスクは、患者さんの年齢や全身の状態、ドナーとの相性などによって異なるため、それぞれの患者さんに対するリスクの評価が重要です。

分子標的療法の副作用

CCR4抗体であるモガムリズマブなどの分子標的療法は、従来の化学療法とは異なる副作用が現れます。

主な副作用には、点滴時の反応、皮膚の問題、肝臓の機能障害などがあり、特に点滴時の反応は投与し始めのころに注意が必要です。

また、これらの薬は免疫系に影響を与えるため、普段は問題にならない弱い菌にも感染しやすくなることがあります。

ステロイド薬を長く使うことに伴うリスク

HAM/TSPに対するステロイドの長期使用のリスクには、骨がもろくなること、糖尿病、高血圧、白内障などがあります。

HTLV-1感染症の治療に関連する主なリスクと注意点

  • 感染症にかかりやすくなること
  • 新たにがんができる可能性
  • 臓器の機能障害(肝臓、腎臓など)
  • 妊娠しにくくなったり、生殖機能に影響が出たりすること
  • 心理的なストレスや社会生活への影響

治療費について

治療費についての留意点

実際の治療費(医療費)が以下説明より高額になるケースが多々ございます。以下記載内容について当院では一切の責任を負いかねます事を予めご了承下さい。

HTLV-1感染症の治療費は、長期的な経過観察が必要なため、患者さんの経済的負担が大きくなります。

初診・再診料

初診料は約2,820円、再診料は約730円です。

検査費用

HTLV-1抗体検査は約2,000円、確認検査(ウエスタンブロット法)は約5,000円程度です。

検査項目費用
HTLV-1抗体検査約2,000円
確認検査約5,000円

処置費用

症状に応じて異なりますが、点滴治療の場合、1回あたり約5,000円程度です。

入院費用

合併症治療のための入院では、1日あたり約20,000円から50,000円程度かかります。

入院タイプ1日あたりの費用
一般病棟約20,000円
特定機能病院約50,000円

以上

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