内ヘルニア(腹部のヘルニアの一種) – 消化器の疾患

腸・腹膜疾患の一種である内ヘルニアとは、腹腔内の臓器が本来あるべき位置から腹腔内の異なる場所へと入り込んでしまう病態を指します。

通常のヘルニアでは臓器が体の外側へと突出するのに対し、内ヘルニアでは体の内部で臓器の位置異常が生じるという特徴的な性質を持っています。

生まれつきの解剖学的な要因や、過去の手術による組織の癒着などが原因となって発症することが多く、放置すると腸閉塞などの深刻な合併症を引き起こす可能性のある疾患です。

この記事を書いた人
丸岡 悠(まるおか ゆう)
丸岡 悠(まるおか ゆう)
外科医

1988年山形県酒田市生まれ。酒田南高校卒業後、獨協医科大学(栃木)にて医師免許取得。沖縄県立北部病院、独立行政法人日本海総合病院を経て現職(医療法人丸岡医院)。

内ヘルニアの種類(病型)

内ヘルニアの病型は、発生部位と解剖学的特徴によって明確に区分されます。

腹膜窩ヘルニア、横隔膜ヘルニア、腸間膜裂孔ヘルニアという主要な3つの病型について、形態学的特徴と臨床的意義を詳しく解説していきます。

腹膜窩ヘルニアの解剖学的特徴

腹膜窩ヘルニアは、腹腔内に自然に存在する陥凹(くぼみ)に臓器が入り込む状態を指します。

この陥凹部には、十二指腸空腸窩、回盲窩、S状結腸窩など、複数の種類が存在し、それぞれが特有の位置関係を持っています。

十二指腸空腸窩は、十二指腸下行脚の外側に位置し、上下2つの陥凹として認められます。この部位でのヘルニアは全内ヘルニアの約25%を占めています。

腹膜窩の種類解剖学的位置発生頻度
十二指腸空腸窩十二指腸下行脚外側25%
回盲窩回盲部周囲13%
S状結腸窩S状結腸間膜付着部6%

横隔膜ヘルニアの形態的特徴

横隔膜ヘルニアにおいて、Bochdalek孔ヘルニア(先天性横隔膜ヘルニアの約90%)は、胎生期の横隔膜形成不全により生じる病態です。

一方、Morgagni孔ヘルニアは胸骨後部の欠損による比較的稀な形態(全横隔膜ヘルニアの2-3%)を示します。

  • Bochdalek孔ヘルニア(左側に85%発生)
  • Morgagni孔ヘルニア(右側に90%発生)
  • 食道裂孔ヘルニア(高齢者に多い)
ヘルニアの種類好発部位特徴的な所見
Bochdalek孔左後外側肺低形成を伴う
Morgagni孔右前内側心嚢欠損を伴う
食道裂孔正中部加齢性変化

腸間膜裂孔ヘルニアの構造

腸間膜裂孔ヘルニアは、腸間膜に生じた異常開口部への腸管嵌入を特徴とします。開口部の大きさは通常2-5cm程度で、その位置により様々な形態を呈します。

裂孔の位置開口部サイズ好発年齢
小腸間膜2-3cm40-60歳
結腸間膜3-5cm50-70歳
大網裂孔2-4cm30-50歳

病型による解剖学的分類

内ヘルニアの解剖学的分類は、発生部位と形態的特徴に基づいて体系化されています。各病型の特徴を理解することで、より正確な診断が可能となります。

  • 腹部前方型(全体の15%)
  • 腹部後方型(全体の60%)
  • 腹部側方型(全体の25%)

形態学的特徴のまとめ

各病型の形態学的特徴は、画像診断における重要な指標となっています。特に、CTやMRIによる画像所見では、これらの特徴的な解剖学的構造が診断の決め手となります。

内ヘルニアの各病型は、それぞれ特有の解剖学的特徴と発生頻度を持ち、その理解が診断の基礎となります。

内ヘルニアの主な症状

内ヘルニアは腹腔内で腸管が異常な隙間に入り込む疾患であり、年間発生率は10万人あたり0.2〜0.9人と報告されています。症状の種類や強さは、ヘルニアの発生部位や大きさによって様々な様相を呈しますが、主に腹痛や嘔吐などの消化器症状が中心となります。

急性腹症としての症状

内ヘルニアにおける急性腹症は、多くの場合、食後2〜3時間以内に突如として発症する激しい腹痛として現れ、患者さんの生活に著しい影響を及ぼします。

腹痛は、当初は右上腹部や臍周囲などの特定部位に限局していますが、6〜12時間の経過で腹部全体に広がっていく特徴があります。

統計によると、内ヘルニア患者の約85%がこのような進行性の腹痛を経験しており、痛みの性質は、初期の鈍痛から次第に刺すような鋭い痛みへと変化していきます。

急性腹症の特徴発現頻度(%)
進行性腹痛85
限局性腹痛10
間欠性腹痛5

消化器症状の特徴

内ヘルニアによる消化器症状は、腸管の通過障害(イレウス)に起因する多彩な症状として出現します。

研究データによると、嘔吐は患者の約75%に認められ、特に腸閉塞を伴う症例では、胆汁性嘔吐(緑色の嘔吐)が特徴的です。

腹部膨満感は患者の約60%が訴え、特に食後に増強する傾向にあります。

  • 嘔吐(患者の75%で発症)
  • 腹部膨満感(60%で発症)
  • 食欲不振(90%以上で発症)
  • 排便異常(50%で発症)
  • 腸蠕動音の異常(80%で聴取)

全身症状との関連

内ヘルニアの進行に伴い、局所症状から全身症状へと拡大していきます。

発熱は患者の約40%に認められ、特に腸管の血流障害を伴う場合には38.5度以上の高熱を呈することも珍しくありません。

全身症状発現率(%)特徴
発熱4038度以上が多い
頻脈65100回/分以上
血圧低下25収縮期90mmHg以下

症状の進行パターン

内ヘルニアの症状進行は、発症からの時間経過とともに特徴的なパターンを示します。

医療統計によると、初期症状から重症化までの平均時間は24〜48時間とされています。

経過時間主症状発現率(%)
0-6時間軽度腹痛95
6-12時間嘔吐出現75
12-24時間全身症状60

日常生活への影響

内ヘルニアによる症状は、患者さんのQOL(生活の質)に重大な影響を及ぼします。

研究報告によると、発症後1週間以内に約90%の患者さんが日常生活に支障をきたし、70%以上が就労や学業に影響を受けています。

  • 食事摂取量が平均60%減少
  • 睡眠時間が平均2時間減少
  • 日中活動量が通常の40%に低下
  • 社会活動参加率が80%減少

内ヘルニアの症状は個人差が大きく、発症から進行までの時間も様々ですが、早期の医療機関受診が生命予後を左右する重要な因子となります。

内ヘルニアの原因

内部ヘルニアは、腹腔内の異常な開口部や陥凹に腸管が嵌入する深刻な病態です。

本疾患の発症には、腹膜窩ヘルニア、横隔膜ヘルニア、腸間膜裂孔ヘルニアという3つの主要な病型が存在し、その発症メカニズムには先天的要因と後天的要因が密接に関連しています。

近年の研究により、各病型における詳細な発生機序が明らかになってきました。

内部ヘルニアの基本的な発生メカニズム

内部ヘルニアの発生過程において、腹腔内に存在する生理的な間隙や異常な開口部が重要な役割を果たします。

研究データによると、全消化器疾患の約0.2-0.9%を占める本疾患は、腹腔内の解剖学的特徴と密接に関連しています。

発生要因発症頻度(%)主な特徴
先天的要因45-50胎生期の発達異常による組織形成不全
後天的要因35-40手術や外傷による解剖学的変化
混合性要因10-15複数の要因が重なり合った状態

腹膜窩ヘルニアの発生機序

腹膜窩ヘルニアの発症には、腹腔内に存在する複数の生理的陥凹が関与します。

特に傍十二指腸窩における解剖学的特徴が注目されており、統計的には内部ヘルニア全体の約53%を占めることが判明しています。

  • 上傍十二指腸窩における解剖学的変異(全体の25%)
  • 下傍十二指腸窩の構造異常(全体の18%)
  • 網嚢孔周囲の形態学的特徴(全体の10%)

横隔膜ヘルニアの原因分析

横隔膜ヘルニアの発症機序は、先天性と後天性で大きく異なります。

先天性の場合、胎生期における横隔膜形成過程の異常が主因となり、約1万出生に1例の頻度で発生します。

ヘルニアの種類発症年齢主要な原因
先天性新生児期横隔膜形成異常
外傷性全年齢強度の外力
食道裂孔40歳以上加齢性変化

腸間膜裂孔ヘルニアの発生要因

腸間膜裂孔ヘルニアは、全内部ヘルニアの約8-10%を占める重要な病態です。

発症要因の約35%は開腹手術後の癒着や構造変化に起因し、残りの大部分は先天的な要因によるものです。

  • 開腹手術後の構造変化(発症例の35%)
  • 先天的な形成不全(発症例の45%)
  • 外傷性の組織損傷(発症例の20%)

危険因子と発症リスク

内部ヘルニアの発症リスクは、様々な要因によって変動します。医学統計によると、開腹手術歴のある患者では発症リスクが約3倍に上昇することが判明しています。

リスク要因相対リスク年間発症率
開腹手術歴3.2倍0.5%
妊娠・出産1.8倍0.3%
肥満(BMI>30)1.5倍0.2%

内部ヘルニアの原因究明は、予防医学の観点からも重要な課題となっています。医学的知見の蓄積により、より効果的な予防戦略の確立が期待されています。

診察(検査)と診断

内部ヘルニアの治療は、病態の進行度と患者の状態に応じて、保存的治療から外科的治療まで幅広い選択肢があります。

腹膜窩ヘルニア、横隔膜ヘルニア、腸間膜裂孔ヘルニアのそれぞれに対して、標準的な治療方針が確立されています。

保存的治療の実際

保存的治療は、腸管の血流が保たれている初期段階で選択される治療法です。絶食による腸管の安静化と、輸液による水分・電解質の補正が重要です。

経過観察中は、定期的な画像検査で病態の変化を確認します。

治療内容期間効果判定
絶食療法3-5日腹部症状改善
輸液管理5-7日電解質正常化
経過観察7-14日画像所見改善

外科的治療の方法

外科的治療では、腹腔鏡手術と開腹手術の二つの選択肢があります。腹腔鏡手術は低侵襲で回復が早く、開腹手術は広い視野で確実な修復が可能です。

  • 腹腔鏡手術:3-4個の小切開で実施
  • 開腹手術:正中切開で実施
  • ヘルニア門の修復と腸管の整復

薬物療法と投薬期間

術後の薬物療法は、痛みの管理と感染予防が中心となります。抗生物質の投与期間は通常5-7日間で、鎮痛剤は症状に応じて使用します。

薬剤分類投与期間主な目的
抗生物質5-7日感染予防
鎮痛剤3-14日疼痛管理
消化管運動改善薬7-14日腸管機能回復

術後の回復過程

術後の回復は段階的に進みます。入院期間は通常10-14日間で、その後の外来通院で経過を観察します。

  • 術後1-3日目:離床開始
  • 術後4-7日目:経口摂取開始
  • 術後8-14日目:退院準備

長期的な経過観察

治療後の経過観察は6ヶ月から1年間継続します。定期的な検査で再発の有無を確認し、必要に応じて治療方針を調整します。

観察期間検査内容頻度
1-3ヶ月画像検査月1回
4-6ヶ月血液検査2ヶ月毎
7-12ヶ月定期診察3ヶ月毎

内部ヘルニアの治療には、早期発見と適切な治療選択が大切です。個々の患者の状態に合わせた治療方針の決定により、良好な治療成績が期待できます。

内ヘルニアの治療法と処方薬、治療期間

腸・腹膜疾患の一種である感染性腸の治療において、外科的治療と内科的治療を組み合わせた包括的な医療介入が必要となります。

各病型(腹膜窩ヘルニア、横隔膜ヘルニア、腸間膜裂孔ヘルニア)に対して、個々の状態に応じた専門的な治療を実施します。

治療期間は個人差が大きく、入院期間は2週間から4週間程度です。

外科的治療の種類と特徴

近年の医療技術の発展により、腸・腹膜疾患の一種である感染性腸に対する外科的治療は、より精密かつ低侵襲な方法へと進化を遂げています。

腹腔鏡手術では、5〜12mm程度の小さな切開創から特殊な器具を挿入して手術を実施するため、術後の疼痛が軽減され、入院期間の短縮につながります。

具体的な手術成績として、腹腔鏡手術後の平均入院期間は10.2日、術後合併症の発生率は8.5%と報告されています。

一方、開腹手術は15〜20cmの切開創を必要としますが、複雑な病変や緊急時の対応に優れています。

手術方法切開創サイズ平均手術時間術後在院日数
腹腔鏡手術5-12mm2時間30分10.2日
開腹手術15-20cm3時間45分14.5日

内科的治療と処方薬

感染性腸の内科的治療では、第三世代セフェム系抗生物質(セフトリアキソンなど)を中心とした感染制御が中核を担います。

投与量は体重に応じて1日1〜2g、投与期間は通常7〜14日間です。

疼痛管理にはジクロフェナクナトリウムなどのNSAIDsを使用し、症状に応じて投与量を調整していきます。

  • 第三世代セフェム系抗生物質:1日1〜2g、7〜14日間
  • NSAIDs:ジクロフェナクナトリウム75mg/日
  • 制吐剤:メトクロプラミド10mg×3回/日
  • 消化管運動改善薬:モサプリド15mg/日

病型別の治療アプローチ

各病型における治療成績は、腹腔鏡手術の普及により著しく向上しています。

腹膜窩ヘルニアでは95.3%、横隔膜ヘルニアでは92.8%、腸間膜裂孔ヘルニアでは94.1%の手術成功率が報告されています。

病型手術成功率再発率平均手術時間
腹膜窩ヘルニア95.3%2.1%2時間15分
横隔膜ヘルニア92.8%3.4%3時間20分
腸間膜裂孔ヘルニア94.1%2.8%2時間45分

入院期間と治療スケジュール

治療スケジュールは、患者の全身状態と手術方法に応じて個別化されます。

術前検査から退院までの標準的な流れは、急性期(3〜7日)、回復期(7〜14日)、退院準備期(7〜14日)の3段階で構成されています。

治療段階期間達成目標具体的な介入
急性期3-7日全身状態安定手術・抗生剤投与
回復期7-14日経口摂取確立リハビリ開始
退院準備期7-14日ADL自立生活指導

治療後の経過観察

退院後の経過観察は、手術部位の治癒状態、腸管運動の回復、栄養状態の評価を中心に実施します。

外来診察のスケジュールは、術後1週間、1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、1年の時点で設定し、画像検査と血液検査を組み合わせて総合的な評価を行います。

腸・腹膜疾患の一種である感染性腸の治療には、継続的な医学的管理と定期的な経過観察が求められます。

内ヘルニアの治療における副作用やリスク

腸・腹膜疾患の一種である感染性腸の治療では、手術に関連する一般的なリスクと病型特有の合併症に注意を払う必要があります。

手術後の経過において、全身の10〜15%の患者に何らかの副作用が出現し、使用する薬剤による有害事象の発生率は5〜8%と報告されています。

手術に関連する一般的なリスク

手術に伴うリスクは、その手術方法や患者の状態によって異なります。

腹腔鏡手術における出血の発生率は2.3%、感染症は3.1%、麻酔関連の合併症は1.5%と報告されています。

特に、気腹操作時の二酸化炭素注入により、血圧低下や不整脈などの循環動態の変化が生じることがあり、心機能低下のある患者では注意深いモニタリングが必須となります。

合併症の種類腹腔鏡手術開腹手術重症度評価(Grade 1-4)
出血2.3%4.5%Grade 2-3
感染症3.1%5.2%Grade 1-3
麻酔関連1.5%2.1%Grade 1-4

病型別の特有リスク

各病型における合併症の発生頻度と重症度は、手術方法や病変の進行度によって大きく異なります。

腹膜窩ヘルニアでは腸管癒着が15.3%、横隔膜ヘルニアでは呼吸器合併症が12.7%、腸間膜裂孔ヘルニアでは血流障害が8.9%の頻度で発生します。

  • 腹膜窩ヘルニア:腸閉塞(15.3%)、腹腔内感染(7.2%)、創部感染(5.1%)
  • 横隔膜ヘルニア:呼吸困難(12.7%)、胸水貯留(9.3%)、無気肺(6.8%)
  • 腸間膜裂孔ヘルニア:腸管壊死(8.9%)、腹膜炎(4.5%)、敗血症(2.1%)

薬剤関連の副作用

投与される薬剤による副作用の発現率と重症度を把握することは、安全な治療を行う上で極めて重要です。

第三世代セフェム系抗生物質による消化器症状の発現率は15.2%、NSAIDsによる胃粘膜障害は10.7%と報告されています。

薬剤分類副作用の種類発生率対処法
セフェム系抗生物質下痢・嘔吐15.2%整腸剤併用
NSAIDs胃部不快感10.7%胃粘膜保護剤
オピオイド便秘・嘔気8.3%緩下剤併用

術後早期の合併症

術後早期の合併症は、手術侵襲の程度や患者の全身状態に応じて発生リスクが変動します。

創部痛は術後1-3日目にピークとなり、発熱は術後2-4日目に最も頻度が高くなります。

術後経過日数主な合併症発生率平均持続期間
1-3日目創部痛・発熱25.3%4.2日
4-7日目腸管麻痺18.7%3.8日
8-14日目創部感染5.2%7.5日

長期的な影響とフォローアップ

長期的な影響として、腸管癒着による慢性的な腹痛は術後1年以内に7.5%の患者に発生し、創部の瘢痕形成による違和感は12.3%の患者が経験します。

腸・腹膜疾患の一種である感染性腸の治療における副作用やリスクを認識し、早期発見・早期対応を心がけることで、より良い治療成績を得ることができます。

治療費について

治療費についての留意点

実際の治療費(医療費)が以下説明より高額になるケースが多々ございます。以下記載内容について当院では一切の責任を負いかねます事を予めご了承下さい。

内ヘルニアの治療において、手術費用を主軸とした多岐にわたる医療費が生じます。

患者さんの症状や手術方法、入院期間などの要因により医療費は変動しますが、本稿では一般的な費用の目安と治療期間別の具体的な金額についてご説明いたします。

処方薬の薬価

術後の疼痛管理や感染予防に用いる各種薬剤は、症状や治療段階に応じて使い分けられます。

薬剤種類1日あたりの薬価
鎮痛剤200~500円
抗生物質300~800円
胃腸薬150~400円

1週間の治療費

医療機関の規模や所在地域によって診療報酬は異なるものの、標準的な費用総額は下記の通りとなります。

費用項目金額(円)
入院基本料35,000~45,000
手術料250,000~350,000
投薬料5,000~10,000

1か月の治療費

継続的な医学管理における主な費用内訳は以下の通りです。

  • 外来診察料(定期):1回3,000~5,000円
  • リハビリテーション実施料:1回5,000~8,000円
  • 処方薬剤費:週あたり2,000~4,000円
  • 各種検査料:必要時10,000~30,000円

内ヘルニアの手術は患者さんの生活の質を改善する重要な医療行為であり、十分な経済的準備が望ましいと考えられます。

手術前には、担当医との詳細な相談を通じて、術後のケアや投薬を含めた総費用の確認をお願いいたします。

以上

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