アテローム血栓性脳梗塞(atherothrombotic stroke)とは、動脈硬化によって血管の内側が徐々に細くなり、そこに血の塊ができて血液の流れが止まることで、脳の細胞が酸素不足になる疾患です。
この病気は、年を重ねることや普段の生活習慣が大きく関係していて、特に血圧が高い人や糖尿病の人、コレステロールが多い人、タバコを吸う人はリスクが高くなります。
主な症状は、突然手や足が動かなくなったり、うまく話せなくなったり、物がよく見えなくなることです。
アテローム血栓性脳梗塞の主な症状
アテローム血栓性脳梗塞において、血管の動脈硬化に起因する血栓形成により、脳血管が閉塞することで多様な神経学的症状が突発的に出現します。
身体症状の特徴と発生機序
アテローム血栓性脳梗塞における身体症状は、血管閉塞部位に応じて多岐にわたる神経学的な機能障害として現れ、脳血管の閉塞範囲に応じた特徴的な症状パターンを示すことが多いです。
片麻痺は、アテローム血栓性脳梗塞における代表的な症状で、脳の血管が閉塞した反対側の上下肢に運動機能の低下が生じ、歩行困難や日常動作の制限をもたらします。
言語障害は、脳の言語中枢が存在する左半球に血管閉塞が生じた際に顕著に現れ、言葉の理解や発話に困難を伴うことから、周囲とのコミュニケーションに支障をきたす深刻な症状です。
症状カテゴリー | 具体的な症状表現 | 特徴的な所見 |
---|---|---|
運動機能障害 | 片側の手足の脱力 | 突発的な筋力低下 |
感覚障害 | しびれ感や痛み | 片側性の異常感覚 |
言語障害 | 発話困難や理解力低下 | 構音障害や失語症 |
感覚障害と認知機能への影響
アテローム血栓性脳梗塞における感覚障害は、血管閉塞部位に対応する身体部位にしびれや痛みなどの異常感覚として生じ、患者さんの体性感覚に著しい変化をもたらします。
視覚障害は、後大脳動脈領域の血流障害により発生し、視野欠損や複視などの症状として現れ、患者さんの視覚情報処理能力に影響を及ぼすことが多いです。
認知機能の変化については、脳の血流が遮断された領域に応じて、記憶力の低下や注意力の散漫化などが観察され、特に前頭葉領域の血流障害では実行機能の障害が生じます。
緊急性の高い警告症状
突発的な頭痛や嘔吐は、脳血管の閉塞による頭蓋内圧の上昇を示唆する緊急性の高い症状であり、迅速な医療介入が必要になってきます。
意識レベルの変化は、広範な脳領域の血流障害を示唆する危険な兆候で、特に急激な意識低下や混迷状態の出現は、生命に関わる重大な警告症状です。
緊急症状 | 臨床的意義 | 観察すべきポイント |
---|---|---|
意識障害 | 脳機能の重度障害 | 反応性の変化 |
激しい頭痛 | 頭蓋内圧亢進 | 持続時間と強度 |
急性めまい | 脳幹部の虚血 | 随伴症状の有無 |
随伴症状と全身状態の変化
めまいや平衡感覚の障害は、小脳や脳幹部の血流障害により起こり、回転性めまいを伴う場合には、患者さんの姿勢保持や歩行に著しい影響を与えます。
アテローム血栓性脳梗塞の発症初期に観察される代表的な随伴症状
- 嚥下困難や飲み込みにくさが出現し、食事摂取に支障をきたす
- 複視や視野欠損などの視覚異常が突然発症
- 構音障害により、発音が不明瞭になる
- 顔面の麻痺により、表情が非対称になる
- 感覚障害により、温度や痛みの感覚が鈍くなる
これらの随伴症状は、アテローム血栓性脳梗塞の診断において、重要な臨床的手がかりとなるだけでなく、発症後の機能回復過程を評価する上でも大切な指標です。
嚥下機能の低下は、誤嚥性肺炎などの合併症のリスクを高める要因となることから、注意深い観察と対応が求められます。
全身状態の変化としては、血圧の変動や心拍数の乱れなどの自律神経症状が生じることがあり、症状は脳幹部の血流障害を示唆する可能性のある重要な臨床所見です。
アテローム血栓性脳梗塞の原因
アテローム血栓性脳梗塞は、慢性的な生活習慣の乱れや様々な病的状態によって起こる血管壁の損傷と、それに続く血栓形成が主要因となって脳血管が閉塞することで発症します。
動脈硬化のメカニズム
動脈硬化は血管を内側から覆っている内皮細胞の機能が低下することから始まり、その後、様々な炎症性物質の関与と血管壁への脂質沈着が連鎖的に起こることで、徐々に血管の状態が悪化します。
血管壁に過剰に蓄積したコレステロールやその他の脂質性物質は、マクロファージによって取り込まれることで泡沫細胞となり集積し、プラークと呼ばれる動脈硬化性の隆起性病変を形成していくのです。
プラーク形成の過程において、血管壁は次第に厚みを増していき、血管の内腔が狭くなることで、重要な臓器への血流が徐々に障害されます。
リスク要因 | 影響メカニズム | 具体的な血管への影響 |
---|---|---|
高血圧 | 血管内皮への機械的ストレス増大 | 内皮細胞の損傷と炎症反応の惹起 |
糖尿病 | 血管内皮機能障害と酸化ストレス亢進 | 血管壁の脆弱化と修復機能の低下 |
脂質異常症 | 血管壁への脂質沈着促進 | プラーク形成の加速と不安定化 |
喫煙 | 血管内皮障害と炎症反応惹起 | 血管収縮と血栓形成傾向の増加 |
生活習慣病との関連
生活習慣病は、アテローム血栓性脳梗塞の発症リスクを著しく高める要因で、複数の生活習慣病を併せ持つ状態では、それぞれの病態が相乗的に作用することでリスクが飛躍的に上昇します。
長期にわたる高血圧状態は、血管内皮細胞に持続的な物理的負荷をかけ続けることで細胞の損傷を促進し、修復過程において炎症性の変化を起こすことで、動脈硬化の進行を加速させる要因です。
さらに、糖尿病による慢性的な高血糖状態は、血管内皮細胞の機能を直接的に障害するだけでなく、様々な代謝異常を起こすことで血管壁の構造変化を促進し、動脈硬化の進行を加速させます。
遺伝的要因と環境因子
アテローム血栓性脳梗塞の発症メカニズムには、遺伝的な素因が深く関与しています。
- 血圧の調節に関与する遺伝子の変異により、血圧上昇のリスクが高まり、血管壁への負担が増大
- 脂質代謝に影響を与える遺伝子の多型は、コレステロールなどの脂質異常を引き起こしやすい体質を形成
- 炎症反応を制御する遺伝子の変異は、血管壁での炎症反応を促進し、動脈硬化の進行を加速させる
- 血液凝固系に影響する遺伝的背景は、血栓が形成されやすい状態を作り出す要因
遺伝的要因は、日々の生活習慣や環境要因と複雑に絡み合うことで、個人ごとに異なるリスクレベルを形成します。
血栓形成のプロセス
病態進行段階 | 血管内での変化 | 臨床的意義 |
---|---|---|
初期段階 | 血小板の粘着と活性化 | 微小血栓の形成開始 |
進行期 | フィブリン形成と血栓成長 | 血流障害の進行 |
完成期 | 血管閉塞と組織虚血 | 脳組織の不可逆的変化 |
不安定化したプラーク表面では様々な物質が血小板の粘着と活性化を促進し、急速な血栓形成が起こされる可能性が高まります。
いったん形成された血栓は、血流によって末梢側に運ばれることで、より細い血管を閉塞させ、広範な組織障害を起こす原因となるのです。
診察(検査)と診断
アテローム血栓性脳梗塞の診断においては、神経学的診察、画像検査、血液検査などの多角的なアプローチを組み合わせることで、脳血管病変の特定と血栓形成の確認を進めます。
初期診察における神経学的所見の確認
神経学的診察では、意識状態や脳神経機能、運動機能、感覚機能などの項目を体系的に評価することで、脳血管障害の範囲や程度を把握することが不可欠です。
詳細な問診により、症状の発症時期や経過、既往歴、服用中の薬剤などの情報を収集することで、アテローム血栓性脳梗塞の発症リスク因子や病態の進行状況を明らかにできます。
神経学的診察項目 | 具体的な確認内容 | 診断的意義 |
---|---|---|
意識レベル評価 | 覚醒度と応答性 | 脳機能障害の程度 |
脳神経機能検査 | 瞳孔反射や眼球運動 | 脳幹機能の確認 |
運動機能評価 | 筋力と協調運動 | 運動野障害の判定 |
画像診断による血管病変の検出
頭部MRI検査では、拡散強調画像やFLAIR画像などの特殊な撮影法を用いることで、脳実質の虚血性変化や微小出血の有無を詳細に観察することが可能です。
MRAやCTAなどの血管撮影検査により、頭蓋内および頸部の血管走行の異常や狭窄病変を描出し、血栓形成部位や血流動態の変化を捉えられます。
さらに、超音波検査では、頸動脈エコーを実施することで、動脈硬化性プラークの性状や狭窄度を評価し、血栓形成のリスク評価に活用します。
血液生化学検査による病態把握
以下の血液検査項目は、アテローム血栓性脳梗塞の診断において重要な情報を提供します。
- 凝固・線溶系マーカーの測定 血栓形成傾向を定量的に評価
- 炎症マーカーの検査 血管壁の炎症状態を把握
- 脂質プロファイルの分析 動脈硬化のリスクを評価
- 血糖値や糖化ヘモグロビンの測定 代謝異常の有無を確認
- 心機能マーカーの測定 心原性脳塞栓との鑑別に必要
血液検査は、アテローム血栓性脳梗塞の病態を生化学的側面から解明するとともに、他の脳血管障害との鑑別診断にも有用です。
心機能検査による塞栓源の検索
心電図検査や心エコー検査により、不整脈や心臓内血栓の有無を確認することで、心原性脳塞栓症との鑑別診断を行うことが大切です。
心機能検査項目 | 検査目的 | 診断的意義 |
---|---|---|
12誘導心電図 | 不整脈の検出 | 塞栓源の特定 |
経胸壁心エコー | 心機能評価 | 血栓形成リスク |
ホルター心電図 | 発作性不整脈 | 長時間モニタリング |
24時間心電図モニタリングでは、発作性の不整脈や心機能異常を捉え、脳梗塞の原因となる心疾患の存在を明らかにできます。
脳循環動態の評価
脳血流シンチグラフィーやSPECT検査により、脳組織の血流量や代謝状態を定量的に測定することで、虚血性変化の程度や範囲を客観的に評価できます。
また、経頭蓋ドップラー検査を用いることで、脳主幹動脈の血流速度や血流パターンをリアルタイムで観察し、脳循環動態の変化を継時的にモニタリングすることが可能です。
アテローム血栓性脳梗塞の治療法と処方薬、治療期間
アテローム血栓性脳梗塞の治療では、急性期の血栓溶解療法から慢性期の抗血小板療法まで、病期に応じた多段階の治療アプローチと、複数の薬剤による長期的な再発予防を実施します。
急性期の血栓溶解療法
血栓溶解療法では、発症から4.5時間以内という限られた治療時間枠の中で、組織プラスミノーゲンアクチベーター(t-PA)を静脈内投与することにより、血栓を溶解し、脳血流の早期再開通を目指します。
治療薬 | 投与方法 | 治療時間 |
---|---|---|
アルテプラーゼ | 静脈内投与 | 4.5時間以内 |
テネクテプラーゼ | ボーラス投与 | 3時間以内 |
ウロキナーゼ | 動脈内投与 | 6時間以内 |
抗血小板療法による血栓予防
急性期を脱した後の維持療法として、抗血小板薬による血栓形成抑制と、血管内皮機能の改善を図ることで、脳血管イベントの再発抑制に取り組むことが大切です。
アスピリンとクロピドグレルの併用療法は、発症後早期の血栓形成リスクが高い時期において、単剤療法と比較してより強力な抗血小板効果を発揮します。
また、チクロピジンやシロスタゾールなどの抗血小板薬は、血小板凝集抑制作用に加えて血管拡張作用もあることから、脳循環動態の改善にも寄与します。
血圧管理と降圧薬療法
カルシウム拮抗薬やARBなどの降圧薬による血圧コントロールは、脳血管への過度な負荷を軽減し、二次予防において不可欠な治療です。
アテローム血栓性脳梗塞の治療に使われる降圧剤
- カルシウム拮抗薬 血管平滑筋を弛緩させ、血圧を緩やかに低下
- ARB レニン・アンジオテンシン系を抑制し、血管収縮を防ぐ
- ACE阻害薬 血管内皮機能を改善し、動脈硬化の進展を抑制
- 利尿薬 循環血液量を調整し、血圧の安定化を図る
- β遮断薬 交感神経活性を抑制し、心負荷を軽減
降圧薬の種類 | 作用機序 | 投与期間 |
---|---|---|
ARB | RAA系抑制 | 長期継続 |
Ca拮抗薬 | 血管拡張 | 長期継続 |
利尿薬 | Na排泄促進 | 状態に応じて |
脂質異常症治療による動脈硬化対策
スタチン系薬剤による積極的な脂質管理は、長期予後の改善に寄与します。
エゼチミブやPCSK9阻害薬などの新規脂質低下薬は、スタチンとの併用により、より強力なLDLコレステロール低下効果を発揮する薬剤です。
血糖コントロールと糖尿病治療
DPP-4阻害薬やGLP-1受容体作動薬などの血糖降下薬は、糖尿病を合併する患者さんにおいて、血管内皮機能の保護と動脈硬化進展の抑制が期待されています。
さらに、SGLT2阻害薬による治療は、血糖降下作用に加えて心血管イベントの抑制効果も有することから、糖尿病合併例における治療アプローチの一つです。
アテローム血栓性脳梗塞の治療における副作用やリスク
アテローム血栓性脳梗塞の治療においては、抗血栓薬や血圧降下薬などの薬物療法に関連する多様な副作用や合併症のリスクがあります。
抗血栓薬による出血性合併症
抗血栓薬による治療では、血液凝固能の抑制作用により、消化管出血や頭蓋内出血などの重篤な出血性合併症が発生する可能性があり、慎重な経過観察と投与量の調整が大切です。
抗血小板薬の長期投与においては、胃粘膜障害による消化管出血のリスクが上昇することから、胃粘膜保護剤の併用による予防を行います。
抗血栓薬の種類 | 主な出血性副作用 | 発現頻度 |
---|---|---|
アスピリン | 消化管出血 | 中程度 |
クロピドグレル | 皮下出血 | 比較的低い |
ワルファリン | 頭蓋内出血 | 要注意 |
降圧薬関連の副作用と対策
カルシウム拮抗薬による血圧コントロールでは、末梢血管の拡張作用により、顔面紅潮や下肢浮腫などの副作用が現れることがあります。
ACE阻害薬やARBによる降圧療法では、腎機能への影響や血清カリウム値の上昇の観察のために、定期的な血液検査によるモニタリングが不可欠です。
降圧薬による副作用
- 利尿薬による電解質異常や脱水傾向の出現に留意が必要
- β遮断薬による心拍数低下や気管支収縮に注意を払う
- 中枢性降圧薬による眠気や口渇感への対応が求められる
- 血管拡張薬による起立性低血圧のリスクを考慮
- 各種降圧薬の相互作用による血圧の過度な低下を監視
脂質異常症治療薬のリスク管理
スタチン系薬剤による脂質異常症の治療では、横紋筋融解症や肝機能障害などの重大な副作用に対する注意深いモニタリングが重要です。
脂質低下薬の種類 | 主な副作用 | モニタリング項目 |
---|---|---|
スタチン系 | 筋肉痛・CPK上昇 | 肝機能・腎機能 |
フィブラート系 | 消化器症状 | 血中脂質・肝機能 |
エゼチミブ | 肝機能異常 | 血液生化学検査 |
抗凝固薬による合併症対策
ワルファリンによる抗凝固療法では、食事中のビタミンK摂取量の変動により、薬効のコントロールが不安定となることがあり、出血リスクの変動に対する用量調整を行います。
直接経口抗凝固薬(DOAC)の使用においては、特に腎機能障害を有する患者さんの出血性合併症のリスク上昇に対する注意が必要です。
抗凝固療法中の患者さんにおいては、外科的処置や侵襲的な検査を実施する際の一時的な休薬や、出血リスクと血栓リスクのバランスを考慮します。
治療費について
実際の治療費(医療費)が以下説明より高額になるケースが多々ございます。以下記載内容について当院では一切の責任を負いかねます事を予めご了承下さい。
主な治療法と費用
治療内容 | 保険適用後の費用(目安) |
---|---|
血栓溶解療法 | 15万円~20万円 |
血管内治療 | 25万円~35万円 |
頸動脈内膜剥離術 | 30万円~40万円 |
抗血小板薬治療(月額) | 3,000円~8,000円 |
リハビリテーション関連費用
理学療法や作業療法などのリハビリテーションは、1回あたり1,000円から2,000円程度の費用がかかります。
言語聴覚療法が必要な場合は、1回あたり1,500円から2,500円程度となることが多いです。
画像診断・検査費用
血液検査や画像診断は初期だけでなく、長期的治療でも定期的に行います。
検査項目 | 保険適用後の費用 |
---|---|
MRI検査 | 5,000円~8,000円 |
CT検査 | 3,000円~6,000円 |
超音波検査 | 2,000円~4,000円 |
血液検査 | 1,000円~3,000円 |
投薬治療の費用
以下の薬剤は、処方される期間や量によって費用が変動します。
- 抗血小板薬(クロピドグレル) 月額4,000円~6,000円
- 抗凝固薬(ワーファリン) 月額2,000円~4,000円
- 降圧薬 月額2,000円~5,000円
- スタチン系薬剤 月額3,000円~7,000円
- 脳保護薬 月額3,000円~6,000円
長期的な治療においては、定期的な血液検査や画像診断が必要です。
以上
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